まるで「対岸の花火」......日本人は金正恩の「ミサイル挑発」にどう向き合うべきか?
北朝鮮の挑発の背景にある「アメリカの変化」
北朝鮮が挑発を強めている背景には、東アジアの地政学的環境の変化に加えて、より大きな国際環境の変化もある。アメリカの関心が内向きになり、ウクライナや中東では自国の国益を守ることに苦労している。そして、21年にアメリカが冷徹な判断の下でアフガニスタン駐留米軍を撤退させ、大混乱を生み出したことにより、同盟国を守るというアメリカの意思の固さに関して疑念が広がっているのだ。
金が今すぐ韓国、日本、アメリカに戦争を仕掛けることはないだろう。しかし、この2年ほど、3カ国は北朝鮮に対してより厳しい姿勢を取るようになり、北朝鮮にとってより手ごわい存在になっている。
このような状況の下、金はあえて強気の姿勢を誇示することにより、敵対国に警告を発しているのだろう。日米韓に、北朝鮮の軍事政策を抑え込むことを思いとどまらせることが狙いだ。ご自慢のミサイル、巨大な軍隊、そして残忍な国内統制なしに、金正恩体制が存続することはできない。
日米韓の3カ国の政府にとって重要なのは、北朝鮮が牽制のために挑発的に振る舞っているだけの場合と、実際に国際関係の現状を覆しかねない行動を取っている場合を見極めること。そして、うっかり挑発に反応しないことだ。
この判断を少しでも誤れば、大惨事に陥っても不思議でない。
ガザ恒久和平の実現には長期間の忍耐が必要......トランプの性格的にできるのか? 2025.10.15
カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が完全無視した「都合の悪い真実」とは? 2025.09.29
「会議は踊る、されど進まず」......アラスカの茶番劇でアメリカが失ったもの 2025.08.26
プーチンにコケにされた! トランプの自己愛がウクライナの助け舟になる皮肉 2025.07.26
名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に? アメリカが日本に向ける厳しい目 2025.07.08
戦術で勝って戦略で負ける......イスラエル軍事作戦の勝因と限界 2025.06.28
次期アメリカ大統領選でユダヤ系大統領は誕生するのか? 2025.06.14
-
「墨田区」外資系大手企業内 情報システム・OA機器のヘルプデスク/正社員「転勤なし」/夜間対応なし/人材サービス「紹介/教育/研修」
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 年収342万円~
- 正社員
-
未経験OK 外資系有名ブランド企業社内ヘルプデスク業務 京橋駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員