コラム

中東徒然日記 酒井啓子

「理」なき殺し合いの怖さ

 ラマダン(断食)月が終わった。今日(7月28日)からイード・アル=フィトルというラマダン明けの休日が始まり、イスラーム教徒はお正月のように

2014.07.29

ガザ攻撃:ハマースはそんなに「脅威」なのか

 イラクでのISIS(イラクと大シリアのイスラーム国)の動向に世界的な注目が集まる一方で、中東ウォッチャーたちは内心、別のことにハラハラして

2014.07.11

イラク:政治的解決には遅すぎる

 アメリカは、マーリキー首相の首に鈴をつけようと考えているようだ。  6月23日、イラクを訪問したケリー米国務長官は、イラク政府の各派の要人

2014.06.24

イラクはどこまで解体されるか

 6月10日に北部モースルが陥落して以降、イラク分裂の危機が現実性を持って語られるようになった。「イラクとシャームのイスラーム国」(ISIS

2014.06.13

イラク:モースル陥落の深刻さ

 恐れていたことが起こりつつある。  アルカーイダすら「絶縁」するほどの過激派、「イラクとシャームのイスラーム国」(ISIS)が、イラクで攻

2014.06.11

イラクのフランケンシュタイン

 4月30日に実施された第三回イラク議会選挙は、まだ完全に確定してはいないものの、与党「法治国家連合」が第一党の地位を確保することが明らかに

2014.05.24

後ろめたさがなくなった? 日本の対イスラエル接近

 4月28日の朝日新聞(朝刊)のコラム「いざイスラエルへ 連携狙いベンチャー参戦」を読んで、妙な違和感を感じた。イスラエルにベンチャー進出し

2014.04.30

アラブ・サミットで見られた湾岸諸国の亀裂

 国家のトップが結集する首脳会議を開催するということは、国威発揚、外交面での手腕発揮の場と考えて、どの国も晴れがましく思うものだ。ましてや、

2014.04.03

クリミア:グレート・ゲームは再来するか

 中東研究者の多くは今、クリミアで起きていることを見て、こう思い描いている――「これは、第一次世界大戦前夜の再現か」。  今回浮き彫りになっ

2014.03.20

「アンネの日記」事件に思う

 「アンネの日記」が、東京の各地の図書館で、破られたり廃棄されたりするという事件が起きている。欧米と違って、反ユダヤ主義的な行動が歴史的にあ

2014.03.02
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特集:ISSUES 2026
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2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

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