最新記事
人間関係

「ここ間違ってます」「忙しいので無理」はNG、代わりに言うべきは...「超一流秘書」の相手を傷つけない伝え方

2025年5月7日(水)16時49分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
部下を褒める上司

kapinon.stuio-shutterstock

<遠回しすぎても伝わらないし、ズバッと言っては相手を傷つける、言いにくいけれど言わなければいけないこと。さり気なく伝える方法とは?>

相手の肩についたフケ。字が汚い人の手書き。資料の間違い。ビジネスの場で、相手を傷つけずに伝える方法はないかと知恵を絞ることは、よく起きるのではないだろうか。

30年以上の秘書経験を持ち、テレビ朝日のドラマ『七人の秘書』の監修も担当した渡邉華織氏は、「指摘は<非難>ととられることもある。相手を傷つけずにうまく伝えたり相手自身に気づかせたりする方法を知っておきたいもの」と言う。

渡邉氏が上梓した好かれる人のさり気ない気配り100式(かんき出版)より、周囲をうまくサポートして「好かれる」ための視点や考え方を紹介する。本記事は全3回の2回目。

※第1回はこちら:1分1秒でも早く「相手の短所」を見つけて...秘書歴30年のエキスパートが説く「絶対に好かれる方法」

◇ ◇ ◇

言いにくいことは相手自身に気づかせる

職場で目の前にいる人の胸元に、乾いたご飯粒がついていることに気づいてしまったとき。あなたならどうしますか? このまま外に出たら本人が恥をかく。でも指摘しにくい......。

あるいは男性のズボンのファスナーが開いているのが目に入ったとき。肩にフケが落ちているのを見てしまったとき。対応に迷ってしまう瞬間です。

こんなとき、いちばんおすすめなのは、自分で気づくように仕向けること。

女性が女性に言うなら、「お化粧直ししてきたら?」
相手が異性の上司に言うなら、「そろそろお出かけの時間ですけど、もしかしたらお時間ギリギリになるかもしれないので、今のうちにお化粧室に行っておいてくださいね」。

このように言ってトイレに行ってもらう。ご飯粒やズボンのファスナー程度なら、これでだいたい解決します。

相手が超VIPなら、秘書同士で連携して、相手の秘書の方に一芝居打ってもらうことも。

キャリア
AI時代の転職こそ「人」の力を──テクノロジーと専門性を備えたLHHのコンサルティング
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

世界の石油市場、OPECプラス増産で供給過剰へ I

ワールド

台湾、中国からのサイバー攻撃17%増 SNS介した

ビジネス

イオン、3―8月期純利益は9.1%増 インフレ対応

ビジネス

高島屋、営業益予想を上方修正 Jフロントは免税売上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃をめぐる大論争に発展
  • 4
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 7
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 8
    あなたの言葉遣い、「AI語」になっていませんか?...…
  • 9
    1歳の息子の様子が「何かおかしい...」 母親が動画を…
  • 10
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 10
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中