イオン、3―8月期純利益は9.1％増 通期見通し据え置き

　１０月１４日、 イオンが発表した２０２５年３─８月期の連結純利益は前年同期比９．１％増の４０億円だった。写真はイオンのロゴ。２月撮影（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic）

Ritsuko Shimizu

［東京　１４日　ロイター］ - イオンが１４日発表した２０２５年３─８月期の連結純利益は前年同期比９．１％増の４０億円だった。プライベートブランドの拡販や経費構造改革などが寄与した。

売上高に相当する営業収益は同３．８％増の５兆１８９９億円、営業利益は同１９．８％増の１１８１億円で、営業収益は５期連続、営業利益は２期ぶりに過去最高となった。プライベートブランド「トップバリュ」の売上高が前年同期比１１％増と伸長したほか、顧客ニーズに対応した価格戦略が奏功したとしている。

総合スーパーは、インフレに対応した価格戦略強化と経費構造改革により営業赤字幅を大きく縮小したほか、スーパーマーケット、ヘルス＆ウエルネスなど４事業は２桁増益となった。

２６年２月期の連結純利益予想は、前年比４７．２％増の４００億円とする従来見通しを据え置いた。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト８人の予想平均値は４７０億円だった。

同社は９月１日を効力発生日として１対３の割合で株式分割を実施。これを考慮しない年間配当は１株４１円で前期の４０円から１円の増配を予定している。