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米安全当局、テスラ車58万台を調査 助手席のゲーム機能めぐり

2021年12月23日(木)12時42分
ゲーム機能について語るテスラオーナー

休憩中には息抜きにいいものの、ドライビング中にゲームをしていたら……  NewsNation Now / YouTube

米道路交通安全局(NHTSA)は22日、米電気自動車(EV)大手テスラが2017年以降に販売したEV58万台について、走行中のゲーム機能作動によって事故のリスクが高まる可能性があるとして、安全性を巡る調査を開始したことを明らかにした。

初期評価の対象は2017─22年版の「モデル3」、「モデルS」、「モデルX」、「モデルY」。

前部中央のタッチスクリーンでゲームができる「パッセンジャー・プレー」と呼ばれる機能についてNHTSAは、「運転手の注意をそらし、衝突のリスクを高める可能性がある」と指摘した。

NHTSAによると、走行中のゲーム機能作動はパッセンジャー・プレー搭載車で20年12月から可能になり、それまではシフトがP(パーキング)に入っている時のみ使用可能だったという。

NHTSAは調査開始を決定した理由について、走行中にゲーム機能を作動させ、運転席からゲームを見ることができるという報告を受けたためと説明した。

テスラは現時点でコメントしていない。

NHTSAは「パッセンジャー・プレーの使用頻度や使用の際の状況などを評価する」としている。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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