コラム

大谷翔平は父親になるとパフォーマンスが落ちる?過去のスポーツ選手にみる「戦闘力低下」説の真偽は...

2025年05月10日(土)16時30分

MLBは選手の出産立ち会いに寛大なプロスポーツリーグで、3試合までの連続欠場を認めている。大谷は4月19日に子供が生まれる直前、敵地での2試合を欠場した。

フェルプスは長男が生まれた数カ月後に引退。ブレイディは家族と過ごす時間よりもフットボールを選んだ(そのせいで妻を失った)。ルースの私生活は文字どおりむちゃくちゃだった。ジョーダンは子供の誕生直前に試合を欠場することはなかった。


大谷は子供を守る立場になった後も、少年時代の夢にこだわり続けられるのか。ウッズが父親になると分かったとき、これでニクラウスの記録を破るのは不可能になったと予想した人間などいなかった。それでも私は、大谷は今後も次々に記録を塗り替えるほうに賭ける。

そして、ベッツが言う「彼も人間だ」という言葉にも違和感を覚える。大谷は「超人」なのだ。

プロフィール

サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

物価動向の見極め必要、9月・秋の利下げ判断巡り=米

ワールド

ウクライナ住民、米ロ首脳会談控え警戒心

ワールド

米ロ会談、成果あればウクライナ交えた3者協議可能─

ワールド

ウクライナ大統領、ロシアの攻撃継続非難 「米ロ会談
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務処理めぐり「バッドバンク」構想で大論争
  • 4
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 5
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 6
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 7
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「軍事力ランキング」で世界ト…
  • 9
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 10
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 6
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 7
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 8
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 9
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 10
    輸入医薬品に250%関税――狙いは薬価「引き下げ」と中…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story