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リーバーマン氏、米FBI長官候補を辞退 利益相反の印象回避で
5月25日、FBI次期長官の最有力候補とみられていたジョー・リーバーマン元上院議員は、利益相反の印象を避けることを理由に候補を辞退した。ホワイトハウスで17日撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas)
[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)次期長官の最有力候補とみられていたジョー・リーバーマン元上院議員は、利益相反の印象を避けることを理由に候補を辞退した。トランプ大統領にあてた24日付の書簡で辞退を申し出た。
リーバーマン氏は2000年の大統領選で民主党の副大統領候補だった。
同氏は書簡で辞退理由について、トランプ大統領がロシアの米大統領選関与疑惑を巡る捜査の代理人に同じ法律事務所に所属するマーク・カソウィッツ氏を起用したため、利益相反の印象を与えるのを避けるのが最善だと判断したと説明した。
書簡のコピーは米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に公表。ロイターは25日にこれを入手した。
ホワイトハウスはリーバーマン氏の辞退に関するコメントの求めに応じていない。
トランプ大統領は今月9日、ロシア疑惑の捜査を指揮していたコミー長官を突如解任し、厳しい批判を浴びている。
大統領は先週記者団に対し、次期FBI長官の指名に「極めて近い」と語り、リーバーマン氏が最有力候補の1人との考えを示していた。
CNNは24日、政府高官の話として、大統領がFBI長官候補の選定のやり直しを望んでいると報道。25日には、匿名筋の話として、元FBI副長官で米運輸保安庁(TSA)トップも務めたジョン・ピストル氏が候補に挙がっていると伝えた。