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ポートランドが映す「これからのアメリカ」──ローカルが示す新しい生き方のヒント

山本彌生|アメリカ

移民から裁判官へ、ポートランドでは裁くだけが仕事じゃない⁉

2022年、アジア人として解放すべき縛りと心

「2022年、私たちは『バーチャルで会う』のが普通になっている社会に生きています。ある意味、実際の体温の温かさから遠のいた生活を強いられています。

でも同時に、いままで生身の家族や社会に『ないがしろにされてきた人』が生きやすい時代かもしれないですよね。」こう、面内方向に話を変化させたシャンポーンさん。

「アジア人として、家族は時に厳しく、時には家族から矛盾したメッセージを受け取ることがあります。

家族の夕食の席で、太り過ぎだと言われたかと思うと、もっと食べろと言われたり。勉強が出来る子や出来の良い兄弟姉妹と比べられたり。親、親戚兄弟姉妹は、言いたいこと(決して他人には言わないようなこと)を平気で言います。無意識に裁いてきたりします。

でも、今日、あなたの心に刻んでほしいことがあるのです。それは、彼らはあなたの人生を生きているわけではない、ということ。

コロナと孤立の時代、今の自分にとっての幸せって何?と、もう一度立ち止まって考えてみて欲しいのです。あなたにとって、あなたの心にとって安全な『場所』は、どんなところですか?ということを。」

きっぱりと、かっこいいシャンポーンさん。人を公平に見るとは、場を作るとは、こういうことなのか。そう深く感じながら大きなエアー・ハグを贈りました。

ともすれば、人の見かけ、社会的地位、どんな仕事かで判断をしたり。安易に人を裁いてしまいがちです。社会的弱者に対してだけではなく、今の『あなたにとっても』寒い季節なはずです。

あなたは十分でない、自分では何もできない。そう言われた人たちへ。 あなたは今のままでも十分に素敵で、ささやかな優しさを持っていて、自分なりに頑張って歩んできた人なのです。ですから、毎日、自分自身の心にそう言い聞かせてあげてほしいのです。

自分自身、そして周り(と社会)を裁くだけではなく、一つずつ『自分という名の』小さなレンガを自分の心に積み上げていく。心の置き所でもあり、守りとなる『要塞(ようさい)』を今日から築き始めてみるのはどうでしょうか。

肩こり腰痛をお持ちの方は、ご一報ください。私がよろこんで、レンガ積みのお手伝いをしますので。

次回のテーマは、コロナ禍で影響を受けている教育』。ポートランドの初等教育と学童NPOの取り組みを紹介します。教育格差、貧困と教育、学級閉鎖からパートに行けないシングルマザー。日本と共通問題点とヒントを探ります。      
3月11日掲載です!

記:各回にご登場いただいた方や記載団体に関するお問い合わせは、直接山本迄ご連絡頂ければ幸いです。本記事掲載にあたってのゲストとの合意上、直接のご連絡はお控えください。

 

Profile

著者プロフィール
山本彌生

ポートランド在住。グローバル・プランニング会社 PDX COORDINATOR代表。東京都出身。米国留学後、外資系証券会社とコンサルティング会社を経てNYと東京でNPOを設立。2002年に現社を起業し、オレゴン州より優秀起業社として認定される。日米の ビジネス・行政・学術・メディア・通訳 の『5分野を循環させる独自モデル』を構築。目的に応じたスタディ視察、カスタマイズ・プログラム、レクチャー等を多様な方々に向けて提供している。神戸学院大学客員教授。オレゴン州行政機関において、複数の役職を務めている。

Facebook:Yayoi O. Yamamoto

Instagram:PDX_Coordinator

協働著作『プレイス・ブランディング』(有斐閣)

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