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イタリア事情斜め読み

ヴィズマーラ恵子|イタリア

コロナワクチン接種が始まったイタリア

Covid-19コロナウイルスワクチンの接種を受ける男性 iStock-South_agency

| EUで唯一認可されたファイザー


市場に出る事を許可されるコロナウイルスワクチンは、ヨーロッパの認証機関であるEMAとイタリアの認証機関であるAifaが承認する必要があった。
現在までに、EMAはBioNTechとPfizerが共同開発して製造したコロナウイルスワクチンのみを承認した。

イタリアは、モデルナModernaが承認されることを推しているが、ファイザーはワクチンの販売を許可されている唯一の会社となった。
今年、イタリアは4000万回のファイザー投与を受ける権利を獲得した。
1月に2,349,750回、2月に1,879,800回から始まり、週に470,000回の投与が行われる予定。
人口の割合としてEU諸国に配布されるので、イタリアは13.46%の権利がある。

12月27日に、ワクチンは、注射器、針、希釈剤とともにイタリアの293のワクチン接種ポイントに届けられた。
イタリアでは、ワクチンは無料で誰でも受けられ、接種の義務はない。

供給は12月30日に首都ローマから始まり、ロンバルディア州にも送られた。

ミラノには2,720個、ミラノのサッコ、ファーテベーネフラテッリ病院に到着した。
1,170個、レッコに430個など。合計11,060個のワクチンが届けられた。
同時にローマから送られたワクチンを接種するのに使う注射器、これに問題が発生した。


| 注射器、大きすぎる!46,000以上の注射器が無駄に

ロンバルディア州に出荷された11,000を超えるシリンジは、「大きすぎた」
バイアルに入れる生理的量である1.8mlに対して、容量5mlのシリンジと容量3mlのシリンジの2種類が届いた。
5mlなんて、ワクチンを投与するには「大きすぎる」ため投与できない。それよりワンサイズ小さい3mlのシリンジですら、大きくてワクチン接種用には適していない無駄な器具であった。

つまり、小さいシリンジの方が適しているのだ。「1ml」このサイズが必要だった。

これらの注射器が、再び12月30日に35,000本以上がロンバルディア州に到着した。

2度も・・・間違いをまた繰り返す。しつこく、繰り返す。

ヴィーメルカーテに3,200本、レッコに1,600本、マントゥアでも1,600本、ミラノのサッコ、ファーテベーネフラテッリ病院に8,000本、コモに2,400本
合計46,000以上

最初にこの「間違ったサイズ」のシリンジが送られてきた問題は、隣の州のパヴィアであった。

サンマッテオ・ポリクリニックのゼネラルマネージャーであるカルロ・ニコーラ氏が「12月30日水曜日に到着した最初のキットには、不要な5 mlのシリンジと、3mlのシリンジだった。
ワクチンを接種するために必要な1mlのものが欠けていたが、2回目の配送で1mlのものが届けられた。」と言っていた。

何事も初めての事なのでね、イタリアではよくある間違いのサイズ違い。
2度あることは3度あるというが、もうやめて欲しい。
この無駄。
その後、ロンバルディア州が独自に適切サイズの注射器を入手した。

まず、ワクチンを接種する人の優先順位は、医療従事者と病院のスタッフと介護スタッフ、養護施設や高齢者施設の入居者とスタッフ。
2月には400万人以上の人々が一斉に接種をする。
その後、60〜80歳の高齢者、法執行機関、教師と学校職員、重要な公共サービスプロバイダー、地元の公共交通機関の運営者、刑務所職員、および受刑者にワクチン接種が行われる。
そして最後に残りの人口。
数百万回の投与が必要になり(すべてのイタリア人で最大120回)、必要に応じて発売されるという。
大量ワクチン接種キャンペーンは秋に終了する事を目指している。

ちょっと心配なコロナウイルスワクチンを接種した後に死亡した例がイタリアでも報告された。


ジェノバの高齢者施設の89歳の女性が、コロナワクチンを接種した後に脳出血で死亡した。
剖検調査が開始され、現時点では死因とワクチンの間に直接的な因果関係はないとリグリアン保健局によって発表された。
昨日木曜日にワクチンを接種後まもなく脳出血と皮膚発疹に襲われ翌朝、病院に搬送され死亡が確認されたというニュースがあった。
その前にもポルトガルの41歳の医療従事者の女性が、ワクチンを接種した2日後に亡くなったというニュースがあったばかりだ。


ファイザーのCovidワクチンので最も一般的な副作用は、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感、関節・筋肉の痛み、注入領域の痛み、時には皮膚の発疹。これらは、免疫系がうまく機能していることを示す症状である。
ワクチンが免疫応答を大幅に活性化するため、副作用は免疫学的効果。副作用が出るのは通常55歳未満であり、通常2回目の投与は最初の投与よりも効果が出る。
若い人ほど免疫システムが強く、高齢者は反応が悪いので、副作用がないことを意味しているそうだ。
ワクチンの2回目を接種した人の6%は、38度を超える熱を発症したという。
これは、免疫系がさらに戦う準備ができていることを意味しているとも説明している。

コロナウイルスワクチンは、果たして外国人の私にも接種をできる機会が回ってくるのだろうか。
どの紙面でも、「全イタリア人に」という文言だけを見ることができるが、イタリア在住の外国人にも同等の権利があるという記事をくまなく探すと
あった!

外国人でもイタリアの保険証を持っていれば、誰でも受けられるそうだ。
来年の秋までに終了する、ワクチン接種キャンペーンに無事参加できるよう祈るばかりだ。

 

Profile

著者プロフィール
ヴィズマーラ恵子

イタリア・ミラノ郊外在住。イタリア抹茶ストアと日本茶舗を経営・代表取締役社長。和⇄伊語逐次通訳・翻訳・コーディネータガイド。福岡県出身。中学校美術科教師を経て2000年に渡伊。フィレンツェ留学後ミラノに移住。イタリアの最新ニュースを斜め読みし、在住邦人の目線で現地から生の声を綴る。
Twitter:@vismoglie

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