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ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

ミャンマーに想いを寄せる日本人として何を知り何を感じるべきか

とある交差点での特殊撮影:筆者インスタグラムより

皆さんこんにちは。
ミャンマーエンターテインメントプロデューサー新町です。
今月も私の記事にお付き合いいただきありがとうございます。
今回の記事の内容は表題の通りなのですが、昨日の記事の最後でお伝えした事とつながっています。
まだそちらをお読みでない方は昨日の記事を先に読んでいただけたらと思います。

https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/2022/09/post-87.php

2014年にヤンゴンに住むようになってからというもの、エンタメを軸にはしてきましたが、様々な事をやってきました。
それは仕事でも私生活もです。
日本で暮らしていたら考えられないような生活で、楽しかった事も辛かった事も沢山あります。
人生の5分の1をミャンマーで過ごしている訳なので考えたら当たり前の事ではあるのですが、それぞれを思い返すと本当に悪戦苦闘の日々でまるで海外ドラマのようです。

ミャンマーについて発信しているとよく「何故ミャンマーなのか?」という質問を受けます。
この質問は正直本当に難しいなと思っていて、
「~だからです!」
と誰もが納得いくような答えが出てきません。
その時その時でやっている事も様々だし、何か一つに執着することがあまりない性格なので質問に対する答えは毎年変わっていっているようでもしかすると来た当初とは真逆の事を言っている可能性もありそうです。

カッコよく言える自信はないのですが、何のかんの言いながらこれからも一生ミャンマーとは関わっていくのだろうなと感じています。
そうしようと思っているというよりはそうなるんだろうなと身体で感じているようです。
それくらい自然に私はミャンマーで生きています。
とまあここまで言っている割にはミャンマー語をちゃんと勉強していないので全然話せないのですが。

中々ミャンマー愛を表現する事って難しいなと思ってはいますが、今この国が大変だからこそもっとこの国の事を知ってもっと何かこの国の為になる事に心血を注ぎたいなと思っています。

少し前に世論調査をしようと考えているとサラッといいました。
日本で暮らしている方々からすると「なにを今更」と思われるかもしれませんが、
実際ミャンマーでは大規模な世論調査は今全く行われていません。

タダでさえミャンマーの様々な数字はあやふやなものが多数存在します。
一応現在人口は5400万人と言われていますが、私がミャンマーに来た頃は6100万人と言われていたのです。
改めて国勢調査をするともっと少なかったということです。
更に言うとその新たな国勢調査にも大分不備があり、実際はもう2、3百万人は調査から漏れている人がいると言う話もありました。

日本の感覚では信じられないかもしれませんが、実際ヤンゴンでも身分証を持っていない人にたまに出くわしたりします。
聞くと出産届けを出せなかったとかで未だに身分証が無いという人が普通に居たりする訳です。
場所によりルールがまちまちだったり(それも凄い事ですが)するのですが、地方の方だと産まれてから10歳になるまでに登録したら良いとかになっているところもあるとかないとか・・・

一事が万事こんなところなので日本の常識では考えられない事が満載です。
これまで仮初ではありながらも民主化によって経済発展の勢いが増していたミャンマーですが、経済面の問題だけではなく国民の意識を調査するのは非常に大事な事だと思います。
更に日本と違い136の民族がいる国ですから分析は更に詳細に分けて行う必要があります。

最初のきっかけは、
ふとクーデター後の世論がどうなっているか大規模に調査をしたところがあるはずだ。
日本人の中でもミャンマー人がどう考えているのかなどの意見が割れていて、私個人は2020年の総選挙の結果が大きく変わっているはずがないと確信しているのですが、そうではないという意見もある。
じゃあどちらにしても確たる数字や分析などでそういった意見が出ているのかというとどうも違うようだ。

まさかとは思い各方面に聞いてまわるのだが、やはりないらしい。
確かに現状調査を行うのは難しいのはわからなくはないが、圧倒的な需要に対して供給がなされていないのはミャンマー国にとってものすごく不利益な事だと思いました。

そこで何故か私は
「全ての人が納得できるようなやり方は出来ないが、それでも自分ならやれるのかも」
と思ったのです。
何故か思ってしまったのです。
自分ごときが?
という考えは当然私自身もよぎるところではあるのですが、これまで8年間ミャンマーで暮らしてきた中で行ってきた様々な活動、ビジネスでの経験。

誰にでも誇れるような成功は一つもありませんが(本当に一つもない)
それでも沢山の経験を繋ぎ合わせたら自分にも世間に、もしかしたら世界に出せるような調査が行えるのではないか?

何故そんな事が考えられることができたのか?
きっとそれは私が、根っからのビジネスマンではなく、NPOなどの活動をする人間でもなく、国際機関で働いた事もなく、ましてや政治家でもない一人のエンターテイナーだったからだろうと確信しています。

普通はこういうことは確たる結果が出て大成功してから語る事なのかもしれませんが、まだ事を成す前から表現を始めるのが如何にも今時のエンタメという感じもして自分でもワクワクもしています。
最初の思いつきから半年は経ったでしょうか?
その時から少しずつ少しずつ進めていた計画はそろそろ動き出そうとしています。

先ほどお伝えした通り、私としては2020年のミャンマー総選挙の結果が覆るような結果は出るはずもないと思ってはいますが、選挙とは違い意識調査という事であればもっと複雑な国民の考えというところも受け取れるかもしれません。
これは政治に限らずビジネスでも、勿論エンターテインメントの世界でもこの国の人の事をもっとよりよく知るためのキッカケになるはずです。

常日頃、ミャンマーの事を発信しながらも私はジャーナリストではないと公言しています。
あくまでエンターテインメントに関わる人間としてミャンマーという国で活動したいと思っている事に変わりはありません。
こういう事をしようとすると批判も沢山来そうですが、もう思いついてしまって動き出してしまったので止める事は出来なさそうです(笑)
また「余計な事をしやがって」と様々な方面から怒られそうですね。

さてさて、この活動は一体どういった結末を迎えるのでしょうか?
エンターテイナーの矜持をお見せしたいと思います。
目が離せない今後のミャンマーにご期待ください。

それではまた明日。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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