World Voice

ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

ミャンマー産オリジナルブレンドハーブティーを作る

2021年1月ヤンゴンの筆者自宅にて撮影

皆さんこんにちは。
映像プロデューサー新町です。
今日は前回の続きになります。
まだ昨日の記事を読んでいない方はそちらから読んでいただければと思います。
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/2022/07/2.php

さて、その前に一つお知らせです。
私が関わっているプロジェクトではないのですが、
「星の世界」ミャンマー語バージョンのMVが完成しました。
将来有望のChit Thu Thu Hanさんの素敵な歌声を是非皆さんにも聞いていただきたいのでご紹介します。

グッドボタン、コメントなども是非よろしくお願いします!

それでは本題です。
昨日の記事を読んでいる時間の無い方に内容を凄くザックリと説明します。
2年程前から考えていた、ミャンマーを自分の切り口で伝える為のメディアを作りそこで自分や自分が信頼する友人たちのミャンマービジネスや商品、サービスなどを紹介していく事で仕事として成り立つようにしたいと思っていたという話でした。

図らずも今こうして大手メディアであるニューズウィークジャパンさん運営のワールドボイスに連載をさせていただいている事で当時考えていたとは少し違う形ですが、世の中に対して文章でミャンマーを伝える事が出来ています。
まだまだメディアと呼べるようなものではありませんですが、毎週定期配信もするようになりました。

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思い描いていたのとは少し違う形ではありましたが、ずっと考えいたことをようやくスタートできる準備が整ってきているのはようやくここ最近のことです。
いくつか準備している中、まだ全てをお伝えする事はできませんが、今回はその内の一つを紹介したいと思います。

「オリジナルのブレンドハーブティーを作ってみよう」

キッカケはTwitterでとある方を発見した事でした。

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「ミャンマーでこんな攻めた事業をやっている人がいるのか」
第一印象はこんな感じでした。
凄く簡単に言うとミャンマーの地方(シャン州)の農家さんと契約をし、スパイスやハーブなどを日本に輸出するという事業を行っている会社です。

そして特にこの会社の社長さんである川北さんの書いたこの記事が素敵過ぎました。
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長年ミャンマーにいたのにこんな興味深い人がいたのに気付かなかったのは不覚でした。
しかし、それもそのはず。
私は基本ずっとヤンゴンにいて、多くの日本人もそうだったのですが、この方はミャンマーにいる間ずっと現場であるシャン州にいたのです。
こういう人と一緒に仕事ができないかなと考えました。

ずっと自分たちで手掛けるオリジナルの商品を作りたいと思っていたのですが、一つはカレー粉(これはまた機会があれば書きたいと思います)そしてもう一つがブレンドティーでした。
スパイスとハーブを扱うというこの会社はピッタリのパートナーじゃないかと深い事は考えずTwitterのDMで連絡を取りました。
そして、zoomでお話をという事になったので私が考えている事や想いなどをありったけ伝えました。

いつも思うのですが、こういう時に私に捕まった人はそれなりに大変だと思います。
この時も初回から3時間以上お時間いただいて話した記憶があります。
私の無駄に長い話を受け止めてくださり、不勉強な私に貴重なアドバイスも沢山いただきました。
そんな中でスパイスを使ったカレーではなくハーブを使ったブレンドティーがいけそうだなと思ったのです。
そして、なんとシャンからヤンゴンへサンプルも送っていただけるという事になりました。

川北さんはこの時日本にいたのですが、遠隔でミャンマーのスタッフに連絡してくださりわずか数日で私の手元にまで届けてくれたのです。


これは日本にいる皆さんには中々伝わらない事ですが、かなり凄い事です。
日本のようにインフラが整っているところであればサンプルをさっと送ることなど訳ないことではありませんが、ここはミャンマーです。

現地にはミャンマー人スタッフしかいないのですが、その方たちが優秀なのは勿論、日本人である川北さんとスムーズに連携が取れるというのはベンチャーである会社の大きな強みだと思いました。
私の中で予感は確信に変わっていきました。
何としてもこの会社の人たちとプロジェクトを成功させたい。
そう強く思いました。

さて。
ここからは私が頑張る番です。
お茶の専門家でもハーブの専門家でもない私がオリジナルハーブティーを作るなんていうのは愛好家の方々にも怒られそうな話ですが、決めた以上やるしかありません。
料理は好きな方ですが、優れたセンスが有る訳でもありません。

しかし、昔歌の勉強をしていた時に喉に良いものを探している流れでハーブを少しだけ勉強したことがありました。
その時ハーブの奥深さを感じた事があります。
興味を持ったものは地道に調べていくことができる方です。
そして、あまり自慢にはならないかもしれませんが、私はタバコもやりませんし、お酒も全くといってよい程飲みません。

平均の人よりは味覚もするどい方かなという自負だけはありますので後はもう沢山飲んで経験値を上げるしかないと思いました。
そこからは毎日最低一種類のハーブティーを飲んで自分なりに研究しました。
効能を調べるのは勿論の事ですが「毎日気軽に飲めるハーブティー」を目指してブレンドもやっていきました。
幸い、ハーブティーは奥深さと同時に素人でも入り易い懐の広さがありました(私はそう感じています)

後は時間をかけてやるだけでした。

何のかんので2年近くかかってしまいましたが、ようやくプレスリリースが間もなくというところまできました。
さて、エンタメに生きた男が作るブレンドハーブティーとはどんなものか?
皆さん気にはなりませんでしょうか?
長くなってしまいました、続きはまた次回お伝えできればと思います。

それではまた明日。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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