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シリアで勢力拡大する反中テロ──ウイグル独立派武装組織の危険な進化
TIPの行方
TIPは、シリア暫定政府の不安定な統治構造や宗派間対立を利用し、活動範囲を拡大している。HTSの統治に不満を持つ戦闘員や外国戦闘員を吸収する可能性があり、内部の分裂がさらなる暴力の引き金となるリスクがある。宗派間暴力への関与は、シリアの社会的安定を損なう要因であり、暫定政府の統治能力に対する試練となっている。
また、国際的には、TIPの新疆ウイグルでのジハード戦略は、中国に対する直接的な脅威である。仮に、今後シリア国内で中国の影響力が高まれば、パキスタンで起こっているような反一帯一路的な暴力が発生することも考えられる。
アフガニスタンや中央アジアへの戦闘員の移動は、地域の安全保障に対する新たなリスクを孕む。タリバンや他のテロ組織との連携が深まれば、TIPの活動範囲が拡大し、国際的なテロネットワークに組み込まれる可能性が考えられる。
TIPは国連安保理の制裁対象であるが、シリア暫定政府への支援が意図せず、TIPに利益をもたらすリスクが考えられる。軍事訓練や給与支払いの一部がTIPの戦闘員に流れ込む可能性があり、制裁の効果的な実施が課題である。
今日、TIPはシリアのHTS主導の暫定政府の枠組み内で活動を継続し、新疆ウイグルでのジハードを掲げる新たな戦略を展開している。海上戦闘訓練、宗派間暴力への関与、アフガニスタンとの連携強化など、組織の戦術的・戦略的進化が見られる。
しかし、戦闘員数の評価のばらつきやシリアの不安定な情勢が、活動に不確実性を与えている。国際社会は、TIPの動向を注視し、シリア暫定政府への支援がテロ組織に流れないよう、制裁措置の厳格な運用を強化する必要がある。
TIPがシリアやアフガニスタンを拠点に中央アジアや新疆での活動を活発化させる可能性があり、地域および国際的な安全保障に対する脅威として警戒が求められる。
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