アメリカ人が驚いた日本の選挙、そのすごさを他分野にも広げるべき
ISSEI KATOーREUTERS
<効率性を重視して画一的なサービスになりがちな日本だが、実は効率性と多様化を同時に実現しているのが選挙の投票システムだ>
ある日、レストランに向かっている最中に天候が崩れた。雨に打たれながら急ぎ足で歩くと、予約の時間より10分ほど早く到着。「○○の予約です」。「かしこまりました。あちらのテーブルになります」。示されたテーブルは用意ができているようだった。「でももう少しお待ちください」。小さい店なので、待つのは「外で」ということになる。まだすごい雨だけど......席に着いて待っていてもいい? 答えは「できません」。仕方なく傘を差し直して外へ。
レストランなど日本のサービス業では、笑顔と丁寧な態度で接してくれる。提供される飲食物にハズレはまずない。そしてチップは要らない。自分の国とどれだけ違うことか。日本を訪れた外国人は誰もが絶賛する。でも、長く滞在すればちょっと足りないところが浮かび上がる。
フライドポテトにケチャップではなく、マヨネーズ(かバーベキューソース)を添えたい。持ち帰り弁当に(小さいわが子のために)お箸をもう一膳欲しい。二人部屋なので、カギをもう一つもらえない? こういった些細な要求に対して「申し訳ありませんが......」と言われることが度々ある。その原因は、国内外で指摘されている日本の「ザ・画一性」にある。
余談だけれど、画一性と言えば、第4次産業革命の1つの課題でもある。人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)による産業構造の変革をそう呼ぶが、政府がその実現に向けて提示している未来戦略「ソサエティー5.0」について、経団連が昨年の報告書にこう記している。
「ソサエティー5.0では、ニーズの多様化が顕著になり、デジタル技術によってそれに応える供給側の環境も整う」。また、「効率重視から解放され、ひとつひとつのニーズに応え(られるようになる)」。第4次産業革命で日本が変われば、サービス業の画一性もついでに修正される......かもしれない。
効率的でありつつ多様化に対応
思うに、日本には既に効率性を保ちながらニーズの多様化に対応している分野がある。デジタル技術とは無関係だが、それは選挙の投票。間もなく衆院選があるが、選挙の時期になれば、有権者には自動的に投票所入場整理券が届く。それを投票所まで持って行けば、次々と案内人、名簿対照係、用紙交付係に案内され、投票用紙に候補者の名前を記入したら、投票立会人の前で投票箱に入れるだけ。画一的だから効率が良い。
だが実は多様なニーズにも対応しており、必要な人のために点字投票や代理投票も用意してある。投票時も開票時も問題はほとんど発生しない。日本では当たり前のことだが、どの国でも同じわけではない。
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