コラム

日本の女性は我慢し過ぎ、コロナ離婚があってもいいじゃない

2020年04月11日(土)11時15分
周 来友(しゅう・らいゆう)

①中国では男性も家事をするのが当たり前なので、家で何もしない男性が嫌な日本人女性には中国人がおすすめ。また中国では、おしとやかなイメージ(今でもそうだ)の日本人女性は人気が高い。

②日本人男性は性格がMで面食いな人が多い。一方、韓国人女性は気が強いSの美人が多いので、割とうまくいく。

③韓国人男性は結婚後に豹変し、男尊女卑的になる人が多いが、中国人女性はそれに負けないタフさを持っている。

これは私のお気に入りのジョークなのだが、この話をしたときは、「中国人に日本人女性を取られる!」と日本の男性たちにえらく反発された。番組内では「おまえがだらしないからだよ!」とやり返したが、あながち的外れではないだろう。男性の経済力はもはや中国人のほうが上。一人っ子政策のため甘やかされて育った「草食系」も多いが、それでも中国の若者は総じて日本の若者よりバイタリティーがあり、「起業して成功したい」などとガッツもある。中国人男性が日本の女性たちに魅力的に映ってもおかしくはないだろう。

結婚も離婚も、国際結婚も──とにかく日本人はもっと自由にやればいいと思う。東日本大震災の後には「震災離婚」が報じられたが、今回はどうだろう。コロナウイルス危機が収まったとき、もし日本でも中国のように離婚が増えたなら、私はそれを前向きな変化と捉えたい。

Zhou_Profile.jpg周 来友
ZHOU LAIYOU
1963年中国浙江省生まれ。87年に来日し、日本で大学院修了。通訳・翻訳の派遣会社を経営する傍ら、ジャーナリスト、タレント、YouTuber(番組名「ゆあチャンネル」)としても活動。

<本誌2020年4月14日号掲載>

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2020年4月14日号(4月7日発売)は「ルポ五輪延期」特集。IOC、日本政府、東京都の「権謀術数と打算」を追う。PLUS 陸上サニブラウンの本音/デーブ・スペクター五輪斬り/「五輪特需景気」消滅?

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