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議事堂襲撃で重罪になった極右オース・キーパーズの大物、トランプ恩赦で活動再開を宣言

Oath Keepers Are Coming Back and They’re Ready to Be Trump’s Militia

2025年11月12日(水)21時15分
ヘスス・メサ
オース・キーパーズ創設者のスチュワート・ローズ

米議会議事堂前で開かれた記者会見に現れたオース・キーパーズ創設者のスチュワート・ローズ(2月22日、ワシントン) Andrew Leyden via Reuters Connect

<議事堂襲撃を指揮した極右リーダーの一人、スチュワート・ローズが出所してトランプに忠誠を誓う意味>

数カ月前にドナルド・トランプ米大統領から恩赦を受けたばかりの極右民兵組織「オース・キーパーズ(Oath Keepers)」の創設者、スチュワート・ローズが、早くも団体の再始動を図っている。

週末に極右サイト「ゲートウェイ・パンディット」に出演したローズは、「オース・キーパーズを再建し、再始動させる」と明言。「(米議会議事堂襲撃事件があった)2021年1月6日以降、連中は我々を潰そうとしたが、人の悪意も、神の御手にかかれば善なる結果をもたらすものだ」と語った。

さらに、「この経験を経て私は前より強くなった。だからこそ、この団体をこれまで以上に強固に再建する。それこそが使命だからだ」と付け加えた。

ローズは、2021年1月6日の米議会議事堂襲撃事件で扇動的共謀罪により有罪となり、懲役18年を言い渡された。しかし、2025年1月21日にトランプが大統領に復帰した直後に恩赦を受け、トランプ政権下での恩赦第一号となった。

ローズは襲撃に先立ち、オース・キーパーズのメンバーに武器の準備や戦術的な訓練を命じていた。米議会議事堂近郊に武器を待機させていたことが法廷で明らかになっている。

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