最新記事
思考

「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ? 15パターンの「ゆがんだ思考」

2025年10月16日(木)17時08分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
思考のイメージ

Wiki Sinaloa-Unsplash

<自分の思考の偏り・特徴を知ることは、客観的で事実に基づいた「まともな思考」を手に入れる第一歩だ──>

「認知のゆがみ」という言葉は聞くが、それがパターン化されていることをご存じだろうか。著述家のブリアンナ・ウィースト氏は15タイプの「認知のゆがみ」を紹介している。

自分にどのタイプの思考のゆがみがあるかを知れば、偏りを矯正していく手掛かりにもなる。世界で数百万部売れたウィースト氏の著作『成長し続ける人だけが知っている101の人生戦略』(かんき出版)より一部内容を再編集し、タイプ別の「認知のゆがみ」とその特徴を解説する。

※第1回はこちら:「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に共通する特徴、絶対にしない「15の法則」とは?

※第2回はこちら:疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...問題を炙り出す18の「精神デトックス法」とは

◇ ◇ ◇

「ゆがんだ思考」のパターンを知れば、自分を客観的に見ることができる

まともな思考とは、客観的で、事実に基づいた思考だ。人間の脳は、自分の考えを承認するようにできている。私たちは、自分がいちばん信じたいことの証拠を見つけるようにプログラムされている。

潜在意識がクリアでなければ、もっとも強い確信はそうやってできあがる。自分は社会になじめないと思い込むように育てられた人は、周りから嫌われている理由ばかりを探すようになる。

ゆがんだ思考(認知のゆがみ)にもパターンがある。どんな苦しみも、熱狂も、パニックも、自分ひとりが感じているわけではない。実はそれらに名前がついていることを知れば、おそらくあなたは安心するだろう。

1981年、心理学者のマシュー・マッケイとマーサ・デイビス、著述家のパトリック・ファニングがそれらを明確に定義し、表れ方の特徴をまとめてくれた。

次からは、ゆがんだ思考のもっとも一般的な15タイプを紹介しよう。

キャリア
AI時代の転職こそ「人」の力を──テクノロジーと専門性を備えたLHHのコンサルティング
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、プーチン氏と「2週間以内に」ハンガリー

ビジネス

世界経済は「底堅い」が、関税リスクを織り込む必要=

ワールド

G20財務相会議が閉幕、議長総括で戦争や貿易摩擦巡

ワールド

米ロ外相が近日中に協議へ、首脳会談の準備で=ロシア
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    間取り図に「謎の空間」...封印されたスペースの正体は?
  • 4
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 5
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 8
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 9
    ホワイトカラーの62%が「ブルーカラーに転職」を検討…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 1
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 2
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 5
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 6
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中