福音派の終末予言はまた空振った?――キリストが迎えに来る「携挙」の日に備え、財産も処分して待ったのに
10 Rapture Predictions That Never Came to Pass
◾️ヘブンズ・ゲート集団自殺(1997年)
1997年、ヘブンズ・ゲートという終末思想のカルト集団39人が、ハレー・ボップ彗星の背後に宇宙船が隠れていると信じ、集団自殺した。彼らは「彗星の接近が携挙のサイン」だと確信していた。
◾️ 『1988年に携挙が起こる88の理由』
元NASAの技術者エドガー・ウィゼナントは、1988年9月に携挙が起こると記した冊子を出版。450万部を売り上げた。予言が外れると、翌年以降も「1989年説」「1993年説」など次々と修正した。
◾️ハロルド・キャンピングの審判の日(2011年)
キリスト教ラジオ局「ファミリー・ラジオ」のハロルド・キャンピングは、2011年5月21日に携挙が起き、10月21日には世界が終わると予言。信者たちは世界各地の地震や同性婚の合法化、中東情勢を「兆候」として挙げたが、当然ながら何も起きなかった。
◾️ コロナ禍予言(2020〜2021年)
新型コロナウイルスのパンデミックが拡大するなか、「ついに終末が来た」とする携挙予言がネット上で相次いだ。

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