最新記事
税関

「グロすぎる...」韓国から持ち込まれた「血まみれの物体」を米空港で警察犬が押収、その正体とは?

Photos Show Bloody Frogs, Raw Sea Cucumbers Discovered in US Airport

2025年7月29日(火)17時15分
アナ・コマンダー
税関のK-9(警察犬)と押収された物品

@CBP/X

<韓国からの飛行機で持ち込まれた珍しい物品を米税関・国境警備局がSNSで公開。話題を呼んでいる>

米シアトル・タコマ国際空港で、K-9(警察犬)と連邦当局が「異様な荷物」を発見したと、米税関・国境警備局(CBP)が7月25日に発表した。

【話題の画像】「グロすぎる...」韓国から持ち込まれた「血まみれの物体」、なかには正体不明のものも

その中にはなんと、血まみれのカエルや生のナマコなどが含まれていた。

CBPは、危険物や保護対象の野生動物が国内に持ち込まれるのを防ぐ役割を担っている。血まみれのカエルや生のナマコといった物品の発見は、感染症の拡大や外来種の侵入、さらには国際貿易や野生動物保護法の違反といった問題への懸念を示すものだ。

こうした事例は、公衆衛生と環境を守るうえで、国境での検査がいかに重要かを浮き彫りにしている。CBPによれば、規制対象の生物は、アメリカの農業や生態系にとって深刻な脅威になる可能性があるという。

CBPはXへの投稿で、警察犬のバッキーと農業専門官が、韓国から到着した乗客の荷物から問題の品々を発見したと明かした。血まみれのカエルやナマコに加え、「正体不明の物体」も見つかったという。

これらの物品は現在、米国魚類野生生物局(USFWS)に引き渡され、詳細な鑑定が行われている。押収の正確な日時については、投稿では明らかにされていない。

野生動物や生の動物製品をアメリカに持ち込む際には、厳格な規制があり、多くの場合、特別な許可証と衛生・安全基準の順守が求められる。CBPとUSFWSは連携し、違法な輸入の摘発や、消費者と在来種を守るための法執行を日常的に行っている。

編集部よりお知らせ
ニューズウィーク日本版「SDGsアワード2025」
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英首相、パレスチナ国家承認の意向表明 ガザ惨状巡り

ビジネス

米6月求人件数、27.5万件減 関税不安で採用も減

ワールド

再送米中、関税一時停止継続で合意 首脳会談の可能性

ワールド

ガザで最悪の飢餓も、国際監視組織が警告 危機回避へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い」国はどこ?
  • 3
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経験豊富なガイドの対応を捉えた映像が話題
  • 4
    タイ・カンボジア国境紛争の根本原因...そもそもの発…
  • 5
    グランドキャニオンを焼いた山火事...待望の大雨のあ…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「出生率が高い国」はどこ?
  • 8
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 1
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 2
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 3
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経験豊富なガイドの対応を捉えた映像が話題
  • 4
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 5
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 6
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 5
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 6
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中