タイ・カンボジア国境で軍が衝突、双方が「相手側が先に発砲した」と主張...両国のアクションは?

7月24日、 タイとカンボジアの国境紛争地帯で武力衝突が発生したと両国軍が明らかにした。相手側が先に発砲したと互いに非難した。写真は6月、カンボジアとの国境地帯に配置されたタイ軍兵士(2025年 ロイター/Athit Perawongmetha)
タイとカンボジアの国境紛争地帯で24日、武力衝突が発生したと両国軍が明らかにした。相手側が先に発砲したと互いに非難した。
タイ軍は声明で、帰属を争う寺院の周辺でカンボジア軍が発砲したと主張。カンボジアが偵察ドローン(無人機)を投入した後、武装した部隊を同地帯に派遣したとしている。
一方、カンボジア国防省報道官はタイ軍による一方的な侵入があったとし、自衛のため対応したと述べた。
タイの与党「タイ貢献党」は23日、駐カンボジアのタイ大使を召還するとともに、駐タイのカンボジア大使を帰国させると発表した。カンボジア国境の地雷でタイ軍兵士が重傷を負った事件を受けた措置。
