トランプ氏「ドル弱ければ稼げる」、ただ強いドル「好ましい」

トランプ米大統領は25日、ドル相場が強いことを好むとしながらも、ドル相場が弱くなれば米国の製造業部門がまず恩恵を受け、「多くの金を稼げる」と述べた。写真はメリーランド州アンドリュース統合基地で同日撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、ドル相場が強いことを好むとしながらも、ドル相場が弱くなれば米国の製造業部門がまず恩恵を受け、「多くの金を稼げる」と述べた。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し「強いドルは聞こえは良いが、観光業が成り立たないほか、(対外的に)トラクターやトラックなど、何も売れない。インフレには良いが、それだけだ」と述べた。
その上で、ドル相場が弱くなれば製造業者がまず恩恵を受けるとし、日本と中国は何十年もの間、通貨安競争を繰り広げ、長年にわたって市場を支配することができたと指摘。「聞こえは良くないが、ドル相場が弱くなる方がはるかに多くの金を稼げる」と語った。
ただ、ドル相場が弱くなるのは見た目が良くないと指摘。強いドルは心理的に望ましく、「気分が良くなる」とし、「強いドルが大好きだ」と語った。