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ハマス、米提示の停戦案に「前向きに回答」と表明...「来週には合意成立も」とトランプ大統領

2025年7月5日(土)16時43分
ハマスが米停戦案に前向きな姿勢

イスラム組織ハマスは、米国が提示したパレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの停戦案に対する回答を提出した。5月撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)

イスラム組織ハマスは、米国が提示したパレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの停戦案に対し「前向きな精神」で4日に回答したと明らかにし、人質解放と紛争終結に向け直ちに協議に入る用意があると表明した。

ハマスは公式ウェブサイトで、最新提案を巡る内部協議が完了し、仲介者に回答を提出したと表明。「前向きな精神」をもって回答したとし、「全ての真剣さをもって、この枠組みを実施するための新たな交渉に直ちに入る完全な準備ができている」とした。


トランプ米大統領は1日、イスラエルがハマスとの60日間の停戦を確定させるために必要な条件を受け入れたと表明。4日には、ハマスがイスラエルとの停戦を巡る米国の「最終提案」を受け入れるか24時間以内に明らかになると述べていた。

仲介国エジプトの治安当局者はロイターに、ハマスの反応を確認し、「合意が近いことを示す前向きな兆候が含まれているが、取り組むべき要求がハマス側からいくつか出ている」と述べた。

トランプ大統領は4日夜、記者らに対し「ハマスは私に肯定的な返答をしたと言ったのか。それは良いことだ」と発言し、まだ説明を受けていないと説明。「来週には合意が成立するかもしれない」との見方を示した。

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