地域の実情に応じた脱炭素をアジアに...日本が提唱する「トリプルブレークスルー」とは何か
案件化の見込みが高いものについては、優先的に進める体制も整備している。特にASEAN諸国に対しては、プロジェクト実現に向けて推進する仕組みを次々と立ち上げている。
「具体的には、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピンですね。既存の動きをさらに加速させるとともに、各国のプロジェクトが実行フェーズへ進むよう働きかけています」
また、JBICが他国の技術を紹介するという形で課題を解決するアプローチも考えられる、と関根は指摘する。
「社会課題や必要なソリューションは多様で、日本の技術のみでソリューションを提供することができるとは限りません。JBICが他国の適切な技術やビジネスモデルをも紹介し、それによって日本の投資も実現しつつ課題が解決すれば、それも重要な貢献です。結果として、日本がグローバルパッケージを主導して成功したという形になれば、信頼されるパートナーとなるわけですから、非常に価値があります」
AZECが象徴するように、脱炭素化は単なる環境政策ではない。経済発展、エネルギー安全保障、地域協力を包括的に推進する戦略として、その重要性が高まっている。その実現に、JBICが果たす役割もより多様で広範なものになっていくだろう。
JBIC常務執行役員
インフラ・環境ファイナンス部門長
関根宏樹(せきね・ひろき)
1995年、東京大学経済学部卒業、日本輸出入銀行(現JBIC)入行。2005年、ロンドン・ビジネススクール金融修士課程修了。インフラ・ファイナンス部門などを経て、20~21年、英国王立国際問題研究所客員研究員。月に1度、関係国の駐在員も交えて、JBIC内でAZECに関する会議を行っている

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