新大統領の李在明も強権化するのか...韓国を蝕む「強いリーダー症候群」の正体
BEYOND THE STRONGMAN

1961年の軍事クーデターを率いた将軍時代の朴正煕 KAKU KURITAーGAMMA-RAPHO/GETTY IMAGES
<民主主義国の韓国において大統領は民主的プロセスに則って選ばれるが、その大統領は民主的プロセスを無視しがちだ。党内のライバルを容赦なく排除してきた李在明は「強いリーダー」のように見えるが...>
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が昨年12月に突然戒厳令を出して以来、韓国では、戒厳令の解除、尹に対する弾劾決議、4月4日の罷免、そして6月3日の出直し大統領選と、大きな政治的混乱が続いた。
果たして、次期大統領の座を手に入れるのは、前回2022年の大統領選で尹に僅差で敗れた中道左派の「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表か、それとも尹と同じ保守系与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働相か(編集部注:本稿は大統領選前に書かれた。3日に行われた大統領選は李在明が勝利、4日、大統領に就任した)。
事の発端が尹による違法な戒厳令だっただけに、有権者の間では、民主主義を守ることが大きな課題の1つとして認識されている。そして、そのために浮上しているのが、大統領の任期を変更する憲法改正だ。
現在は、1987年の民政移管時の憲法改正により、大統領の任期は1期5年とされている。これをアメリカなどと同じように、4年2期まで(つまり最大8年)にする案が、国内で大きな支持を集めつつある。
なにしろ韓国では、2003年以降に大統領に就任した盧武鉉(ノ・ムヒョン、03〜08年)、李明博(イ・ミョンバク、08〜13年)、朴槿恵(パク・クネ、13〜17年)、そして尹まで全員が、退任後に在任中の汚職で有罪判決を受けるか、在任中に弾劾・罷免されてきた。
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