ハーバード大学にいられなくなった留学生、中国の大学が「無条件で受け入れ」
Chinese College Gives Harvard International Students 'Unconditional Offers'
留学生がいなくなるということは、政府との対立が続くハーバード大学にとって財務的にも痛手となるかも知れない。
香港科技大学は23日に出したニュースリリースで「才能ある学生が学業上の目標を妨げられることなく達成できるように」支援するとの立場を示した。
香港科技大学は、希望があれば入学手続きや単位の振り替えを優先的に処理するほか、ビザの取得や家探しを支援するなど「スムーズな転学ができるようにする」という。また、専従のサポートチームを立ち上げたという。
香港科技大学はタイムズ・ハイヤー・エデュケーション社の世界大学ランキング2025で第66位。ちなみにハーバード大学は第3位だ。
トランプ政権の方針に従って、米国土安全保障省は22日、ハーバード大学の学生・交流訪問者プログラムの認定を取り消したと発表。この秋に始まる新年度から、外国人学生がハーバード大学に留学を希望しても学生ビザが取れず、滞在資格も得られない。
ハーバード大学のデータによれば、今年度の留学生の数は学生全体の約4分の1に相当する6703人。このうち1203人が中国からの留学生だ。
米国土安全保障省によれば、すでにハーバード大学で学んでいる留学生も、他の大学に転学しない限りアメリカに滞在する資格を失うという。