ニュース速報
ワールド

EU、気候変動目標刷新へ 9月までの合意目指す

2025年07月14日(月)07時30分

欧州連合(EU)加盟国の大半が、9月までに新たな気候変動目標に合意する計画を支持していることが分かった。写真は各国の環境・気候担当相ら。7月10日、オールボー(デンマーク)で撮影(2025年 ロイター/Henning Bagger)

Stine Jacobsen Kate Abnett

[コペンハーゲン/ブリュッセル 11日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国の大半が、9月までに新たな気候変動目標に合意する計画を支持していることが分かった。関係筋が11日、明らかにした。

EU諸国は現在、2040年までの新たな気候変動目標について交渉中。欧州委員会は先週、1990年比で90%の温室効果ガス排出量削減を目指すことを提案した。ただ、各国は割り当てられた削減目標を達成するため、炭素クレジット(排出権)を購入することが認められる。

今年後半のEU議長国を務めるデンマークの気候・エネルギー・供給省は11日の声明で、9月の閣僚理事会で新たな気候変動目標に合意することを目指すと表明した。

3人の関係筋によると、欧州委では27加盟国のうち大半が、9月の合意成立を支持している。

半面、ポーランドやハンガリー、チェコなど一部の加盟国は早期の合意に反対しており、欧州委による提案の変更を要求した国もあるという。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ビットコイン、初の12万ドル台 最高値更新

ビジネス

物価予想、5年後「上がる」は83.1% 高水準続く

ワールド

豪首相、過剰な鉄鋼生産能力巡り中国と協力表明

ワールド

ノーム米国土安保長官、FEMAの洪水対応擁護 「迅
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 2
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打って出たときの顛末
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 5
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 6
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 7
    主人公の女性サムライをKōki,が熱演!ハリウッド映画…
  • 8
    ただのニキビと「見分けるポイント」が...顔に「皮膚…
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    都議選千代田区選挙区を制した「ユーチューバー」佐…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 6
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 7
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 8
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中