ノーム米国土安保長官、FEMAの洪水対応擁護 「迅速に行動」

7月13日、ノーム米国土安全保障省長官は、テキサス州で今月4日に発生した大洪水に対する連邦緊急事態管理庁(FEMA)の対応を擁護した。写真は、洪水の後、がれきを撤去する人ら。7月11日、米テキサス州センターポイントで撮影(2025年 ロイター/Sergio Flores)
Ted Hesson Nathan Layne
[ワシントン 13日 ロイター] - ノーム米国土安全保障省長官は13日、テキサス州で今月4日に発生した大洪水に対する連邦緊急事態管理庁(FEMA)の対応を擁護した。FEMAは迅速に動いたと主張、テキサス州当局もFEMAの行動を評価していると語った。
NBCニュースとのインタビューで、10万ドル以上の支出にはノーム氏の承認が必要だとする6月に送付した通達が、FEMAの対応を遅くした原因との見方を否定。「そのような主張は全くのデマだ。洪水が起きてからわずか1、2時間以内に、国土安全保障省の資源が現地に投入されていた」と述べた。
トランプ大統領は1月の就任後、FEMAの廃止を示唆。FEMAは過去の災害対応で失態を犯しており、連邦政府の援助は州に直接行くべきと主張していた。しかし、ハリケーンシーズンとテキサス州の洪水の余波の中で、トランプ氏や政権高官は、FEMAを「リブランド」するとするなど、これまでの厳しい姿勢を後退させている。
ノーム氏は「トランプ大統領はこの組織を作り直したいと考えていると思う」と語った。
5月中旬の時点で、FEMAは職員の3分の1に当たる2000人の常勤職員を解雇や早期退職によって失っている。