最新記事
野生生物

巨大ニシキヘビの体内から発見された男性の遺体...帰らぬ農夫を襲った「全身丸のみ」の惨劇

2025年7月14日(月)17時50分
ウィル・アームストロング
養鶏に出たまま戻らず...家族が捜索した先で発見された「ヘビに飲み込まれた男性」の結末(写真はイメージです) David Clode-Unsplash

養鶏に出たまま戻らず...家族が捜索した先で発見された「ヘビに飲み込まれた男性」の結末(写真はイメージです) David Clode-Unsplash

<インドネシアの離島にある村で、鶏の世話に出たまま戻らなかった61歳の男性が、巨大なニシキヘビに襲われ、丸呑のみにされていたことが明らかになった>

インドネシア・スラウェシ島で、飼育している鶏の世話に出たまま戻らなかった61歳の農夫が、巨大なニシキヘビに襲われて命を落とすという衝撃的な事件が発生した。Greek Reporterによると、男性の遺体はそのヘビの体内から、衣服を着たままの状態で発見されたという。

【動画】閲覧注意:「動かぬ巨体の中に人が...」ジャングルで捕獲された巨大ヘビの腹から男性の遺体

事件が起きたのは6月28日の朝。地元当局によれば、農夫ラ・ノティさん(61)は早朝にバイクで自宅を出て、家畜の鶏に餌をやるために村外れの農地へ向かった。しかし、その日のうちに戻らず、家族が不審に思い翌朝から捜索を開始。彼のバイクは、森の入り口近くで無人のまま発見された。

その後、住民たちは森の藪の中で異様に膨らんだ体の巨大なニシキヘビを発見。全長およそ28フィート(約8.5メートル)にもおよぶその個体は動かず、明らかに何か大きなものを飲み込んでいる様子だった。最悪の事態を覚悟した村人たちは、ヘビを捕獲し、その腹を切開。中からは、粘液に覆われたノティさんの遺体が現れた。遺体は大きな損傷もなく、衣服も着用したままだったという。

この地域では、過去にもニシキヘビによる人身被害が報告されているが、人間を丸のみにするケースは極めて稀だ。専門家によれば、ヘビは獲物を締めつけて窒息死させた後、時間をかけて丸のみにする習性がある。

ニューズウィーク日本版 AIの6原則
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月22日号(7月15日発売)は「AIの6原則」特集。加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」/仕事・学習で最適化する6つのルールとは


対談
為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 セカンドキャリアの前に「考えるべき」こととは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ビットコイン、初の12万ドル突破 「どこで止まるか

ビジネス

FSB、気候変動リスク対応の中期計画発表 新政策は

ワールド

米国、ウクライナへの武器・弾薬供与を継続=ロシア大

ビジネス

ドイツ輸出企業、市場シェア大幅減 競争力低下と連銀
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 2
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打って出たときの顛末
  • 3
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別「年収ランキング」を発表
  • 4
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 5
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 6
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 7
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中…
  • 8
    ただのニキビと「見分けるポイント」が...顔に「皮膚…
  • 9
    主人公の女性サムライをKōki,が熱演!ハリウッド映画…
  • 10
    【クイズ】次のうち、生物学的に「本当に存在する」…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 6
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 7
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 8
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 9
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 10
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中