最新記事
映画

ホラー映画が世界でブーム! ヒット続出、著名監督も参入、映画館の経営を救う

2025年7月13日(日)16時55分
映画「罪人たち」の特別上映会

吸血鬼、ゾンビ、死神をテーマにした映画が人気だ。写真は、映画「罪人たち」の特別上映会の参加者ら。同作の舞台となったミシシッピ州クラークスデールで5月29日撮影(2025年 ロイター/Kevin Wurm)

吸血鬼、ゾンビ、死神をテーマにした映画が人気だ。

エンターテインメント業界関係者は、観客はスーパーヒーローや続編、再解釈ものに飽きており、ホラー映画が救世主として台頭していると指摘する。調査会社コムスコアのデータによると、今年の北米におけるチケット販売の17%をホラー映画が占めており、2024年の11%、10年前の4%から増加している。

「罪人たち」や「ファイナル・デスティネーション:ブラッドライン」が興行収入で成功を収め、また、「死霊館 最後の儀式」や「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2」といった人気ホラー映画の新作が米国で年内に公開される予定で、映画館の経営者はこの状況を歓迎している。

ジョージア州サンディスプリングスの映画館「スプリングスシネマ&タップハウス」のオーナー、ブラント・ギャリー氏は、「ホラー映画は、成長させたいジャンルの一つだ。観客動員の落ち込みを埋めてくれる」と述べる。

映画プロデューサーやスタジオ幹部、映画館経営者らは、ホラー映画はこれまで、現代社会に生きる不安を安全に発散する手段として機能してきたと指摘する。世界的なパンデミックの後遺症に加え、人工知能への偏執、自分の体に対するコントロール感の喪失、人種差別の復活など、テーマには事欠かない。

ホラー映画に詳しい評論家のスティーブン・フォローズ氏は、「ホラー映画には、解放感があり、感情が揺さぶられ、エンディングがある。日常では向き合いにくい事象に対処する力をくれる」と分析する。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米1月住宅建設業者指数37に低下、高価格と金利懸念

ワールド

トランプ氏、ハセット氏を「とどめたい」 FRB議長

ワールド

EUがウクライナ早期加盟検討、当初の権限限定 ロ和

ワールド

最高裁、次回判決日は20日 トランプ関税訴訟など重
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手がベネズエラ投資に慎重な理由
  • 3
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑について野次られ「中指を立てる」!
  • 4
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 5
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 6
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 7
    イランの大規模デモ弾圧を可能にした中国の監視技術─…
  • 8
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 9
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 10
    122兆円の予算案の行方...なぜ高市首相は「積極財政…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 8
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中