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ガザ給水所攻撃、子ども含む8人死亡 「誤作動」とイスラエル軍

2025年07月14日(月)07時26分

 7月13日、パレスチナ自治区ガザ中部で、水の配給地点がイスラエル軍の攻撃を受け、地元当局者によると、子どもを含む少なくとも8人が死亡、十数人が負傷した。写真はイスラエルによる攻撃現場。同日、ガザで撮影(2025年 ロイター)

Crispian Balmer

[エルサレム 13日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザ中部で13日、水の配給地点がイスラエル軍の攻撃を受け、地元当局者によると、子どもを含む少なくとも8人が死亡、十数人が負傷した。

イスラエル軍は付近のイスラム聖戦戦闘員を狙ったものの、誤作動により「標的から数十メートル」の場所にミサイルが落下したと説明。「無関係の民間人に危害が及んだことは遺憾だ」とし、調査を行っていると述べた。

現地の病院関係者によると、攻撃を受けたのはヌセイラト難民キャンプにある水の配給地点で、子ども6人が死亡、17人が負傷した。

ガザではここ数週間、水不足が急激に悪化している。燃料不足で海水淡水化施設や浄水施設が閉鎖される中、住民は水の配給に頼らざるを得ない状況だ。

こうした中、米国のウィトコフ中東特使は13日、カタールで行われているガザ停戦交渉に「期待している」と述べた。

米ニュージャージー州で記者団に対し、国際サッカー連盟(FIFA)クラブワールドカップ決勝に合わせてカタール高官と会談すると明らかにした。

ただ、停戦交渉は難航している。関係者が週末に明らかにしたところによると、イスラエル軍の最終的なガザ撤退の範囲を巡り双方の溝が埋まっていないという。

イスラエル当局者によると、ネタニヤフ首相は13日遅くに閣僚を招集し、交渉の最新状況について協議する。

ロイター
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