グーグル、AIコード生成ウインドサーフの幹部採用 24億ドルで

7月11日、米アルファベット傘下のグーグルは、人工知能(AI)コード生成の新興企業ウインドサーフの最高経営責任者(CEO)ら主要な人材数人を採用した。写真は米カリフォルニア州マウンテンビューの施設で5月撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
Kenrick Cai Krystal Hu Kritika Lamba
[11日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは、人工知能(AI)コード生成の新興企業ウインドサーフの最高経営責任者(CEO)ら主要な人材数人を採用した。両社が11日に発表した。
関係者によると、ウインドサーフの技術の一部を非独占的な条件で使用する契約の一環として、グーグルは24億ドルのライセンス料を支払う。また、グーグルがウインドサーフの株式や支配権を取得することはないという。
発表によると、バルン・モーハンCEO、共同創業者のダグラス・チェン氏、コーディングツールの研究開発チームの一部メンバーが、グーグルのディープマインドAI部門に加わる。
ウインドサーフを巡っては、オープンAIが30億ドルでの買収に向けた協議を行っていた。
オープンAIからのコメントは得られていない。
米テクノロジー大手は、こうした買収に近い手法で人材を獲得する動きに乗り出しており、規制当局の監視を逃れる取り組みだという批判もある。