最新記事
アメリカ政治

アメリカの女性議員、「自らの裸の写真」を議会で公表...性的被害を訴え、隠し撮りされたと告発

Nancy Mace Reacts to Ex-Fiance's Denial After Sharing Nude Photo in Hearing

2025年5月24日(土)13時14分
カレダ・ラーマン

「ここに写っている裸のシルエットは私自身のものだ」

「ここに写っている裸のシルエットは私自身のものだ。撮影されていることは知らなかったし、撮影に同意もしていない」とメイスは述べた。「私は許可を与えていないが、パトリック・ブライアントは自分の隠しカメラで私を撮影し、その動画を3年間、私に知られることなく保存していた」

この公聴会が開催されているとき、ブライアントは声明を発表。サウスカロライナ州のニュースサイトFITSNewsに寄せた声明で、次のように述べた。

「私は、ナンシー・メイスによる、偽りで常軌を逸している主張を全面的に否定する。私は人を強姦したことは一度もない。隠しカメラを使ったことは一度もない。女性に危害を加えたことは一度もない。こうした非難は、単に偽りであるだけではない。悪意に満ちており、非常に個人的なものである」

「私の過ちは、のちに私たちの関係を武器のように悪用するような人間を愛し、信頼したことである」

ブライアントは、メイスは「意図的に、議会という法的に安全な場でのみ」主張しているとも非難した。「メイスが、告発の内容が事実であると信じ、それを裏付ける証拠があるのだとすれば、議場の外、つまり公的に守られた立場から離れた場でそう述べ、正式な法的手段に訴えるはずだ。彼女がそうしていないのは、それができないからだ」

ブライアントはまた、「複数の目撃者」がメイスの主張や言い分と明らかに矛盾した内容の「供述書を提出し、宣誓したうえで証言した」と述べた。そして、メイスは州法執行局が行なっている捜査を妨げていると糾弾した。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、習主席と30日に韓国で会談=ホワイトハ

ワールド

ガザ地表の不発弾除去、20─30年かかる見通し=援

ビジネス

米ブラックストーン、7─9月期は増益 企業取引が活

ビジネス

米EVリビアン、600人規模の人員削減へ=関係筋
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 2
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 3
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 4
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 5
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 6
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 7
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 8
    「石炭の時代は終わった」南アジア4カ国で進む、知ら…
  • 9
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 10
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中