最新記事
アメリカ政治

アメリカの女性議員、「自らの裸の写真」を議会で公表...性的被害を訴え、隠し撮りされたと告発

Nancy Mace Reacts to Ex-Fiance's Denial After Sharing Nude Photo in Hearing

2025年5月24日(土)13時14分
カレダ・ラーマン
議会で性的被害を訴えたナンシー・メイス下院議員

Aaron Schwartz/Sipa USA via Reuters

<ナンシー・メイス米下院議員は元婚約者による性的暴行や身体的暴力の被害を訴え、「何年も隠しカメラで勝手に撮影されていた」と議会の公聴会で述べた>

性的暴行や身体的暴力の被害を訴えていたナンシー・メイス下院議員が、自らの裸が写った写真を議会で公表した。彼女は、これは元婚約者が自分の同意を得ずに勝手に隠しカメラで撮影したものだと非難したが、元婚約者はこの主張を全面的に否定している。

■【写真】「自分の裸の写真」を米女性議員が議会で公表し、元恋人を性的暴行などで告発...「行為を勝手に撮影」

米連邦下院議員のメイス(共和党、サウスカロライナ州選出)は今年2月の時点で、自分は性的暴行や身体的暴力の被害者であると議会のスピーチで述べ、元婚約者を含む4人の男性を告発していた。そして、この件に関して5月20日に開かれた連邦議会小委員会の公聴会で、彼女は裸のシルエットが写った写真を公表した上で、この画像は自分だと述べた。

元婚約者(2023年に婚約解消)のパトリック・ブライアントは、公聴会と同日の5月20日に声明を発表。メイスの主張は「偽りで、常軌を逸している」として「全面的に」否定し、「自らの汚名をすすぐために必要であれば、しかるべきタイミングで適切に対処する」と述べた。

メイスはブライアントの声明を受け、X(旧ツイッター)でこう反論している。「あなたが強姦犯でないなら、なぜ強姦の現場を撮影するのか。なぜ他の人を強姦しているところを撮影するのか」

食と健康
「60代でも働き盛り」 社員の健康に資する常備型社食サービス、利用拡大を支えるのは「シニア世代の活躍」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英経済は軟着陸近い、金融政策を慎重に調整へ=テイラ

ビジネス

午前の日経平均は反発、500円超高 ハイテク株が押

ワールド

ウクライナへの外国軍派遣は容認できず=ロシア外務省

ワールド

IAEA、イランと核施設査察再開で週内合意目指し協
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 5
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 6
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 8
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 9
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 10
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中