アメリカの女性議員、「自らの裸の写真」を議会で公表...性的被害を訴え、隠し撮りされたと告発

男性4人は、違法な行為はしていないと繰り返し否定

メイスは、さらにこう続けた。「何年もの間、あなたに写真を撮られ、録画され、スマホに保存されてきた多くの女性たちは、あなたがなぜそんなことをしたのか、理由を知りたがっている」

本誌は電子メールで、メイスにコメントを求めている。

メイスが初めてブライアントを告発したのは、2025年2月に下院の議場でスピーチをしたときだ。サウスカロライナ州チャールストンのビジネスマンであるブライアントが身体的暴力をふるい、自分やほかの女性と性行為をしているところを、同意を得ずに録画したと述べた。

メイスはさらに、ブライアントとほかの男性3人が、強姦と性加害の行為に及んだと主張した。そして、州当局に写真と動画を提出したにもかかわらず、サウスカロライナ州司法長官のアラン・ウィルソンは何の対応もしなかったと非難した。

ブライアントを含む男性4人は、違法な行為はしていないと繰り返し否定している。サウスカロライナ州法執行局は、ブライアントを取り調べ中であることは認めたが、その内容について詳細は明かしていない。

メイスが自身の裸のシルエット写真を公表したのは、5月20日に開かれた「Breach of Trust: Surveillance in Private Spaces（信頼の侵害：私的空間における監視）」と名付けられた公聴会の場だった。公聴会を開いたのは、連邦議会下院の「サイバーセキュリティ、IT、政府革新小委員会」で、メイスが委員長を務めている。