ウクライナ軍F-16戦闘機が、ロシア軍シャヘドドローンを「空中戦で撃墜」...貴重シーンが撮影される
Ukraine's F-16 Combat Jet Intercepts Aerial Target in Rare Footage

Ali _Cobanoglu/Shutterstock
<ウクライナ空軍はF-16に加えてフランスから供与されたミラージュ戦闘機が、ロシア側が送り込んだ数十の空中の標的を迎撃することに成功したと発表した>
ウクライナが運用する米国製のF-16戦闘機が、「攻撃を阻止」した瞬間とされる動画が注目を集めている。ウクライナはこの第4世代ジェット戦闘機の供与を2024年に受け始めたが、F-16に関する情報は数少なく、貴重な映像となっている。映像内には、F-16が空中でドローンと見られる標的を見事に撃破して飛び去って行く様子が捉えられている。
■【動画】ウクライナF-16が、ドローンを「空中戦で撃破」...「空の防衛」担う戦闘機が活躍するレア映像
ウクライナは現在、複数のF-16を運用しているが、アメリカが直接供与したことはなく、供与を約束された機体の多くはまだ到着していない。以前からウクライナはF-16の供与を強く要求し続けており、2024年の晩夏になってようやく同国に配備された経緯がある。
しかし、華々しくお披露目されたにもかかわらず、ウクライナがついに手に入れたF-16の情報はほとんどない。F-16は到着後すぐ防衛のために配備されたが、これまで目立った活躍はなく、ウクライナの戦いに真の影響を与えるには到着が遅すぎた、という印象が残っている。
ソーシャルメディアで拡散されている今回の動画は、ウクライナが保有する数少ないF-16のひとつが、空中の標的を迎撃する様子とされている。未知の物体が灰色の煙を吐きながら墜落するなか、カメラから遠ざかる戦闘機が見える。