現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジェールからも追放される中国人
As China Expands Global Footprint, It Gets Into More Trouble
サハラ砂漠南部のサヘル地域に位置する旧フランス植民地のニジェールは、ウランをはじめとする豊富な資源を有しているが、世界で最も開発の遅れた国のひとつでもある。
ニジェールはかつてアメリカの対テロ戦略における主要なパートナーであったが、2023年の軍事クーデター以降、西側諸国との関係は急速に悪化。新たに権力を握った軍事政権は、イスラム過激派の反乱と戦っていたフランスの平和維持部隊を追放した。アメリカに対しても、その「見下したような態度」を理由として、2カ所の無人機基地からの撤収を命じている。
一方でニジェールは、ロシアとの安全保障面での結びつきを積極的に強化しているほか、中国からのエネルギー分野への巨額の投資を受け入れている。