最新記事
中国

2100年までに中国の人口が5億2500万人に...「少子化対策の限界」

2024年7月17日(水)16時50分
マイカ・マッカートニー
(写真はイメージです) Minnie Zhou-Unsplash

(写真はイメージです) Minnie Zhou-Unsplash

「まだまだ日本人が知らない 世界のニュース50」現在14億人を超える中国の人口は、今世紀末までに6割も減少するかもしれない。

シンクタンクの上海社会科学院は今年、世界第2位の中国の人口は、2100年までに5億2500万人に減少すると予測した。昨年の予測より6200万人も少ない。中国社会の専門家は、「加速する人口減少が消費の縮小や賃金、政府支出の上昇を招き、中国経済、ひいては世界経済を弱体化させる」とみている。


しかし人口減少は、もっと差し迫った危機を招くかもしれない。人口動態の専門家は、中国の65歳以上の人口比率が20年の14%から50年には35%に急上昇するとみている。そうなれば年金危機は人道的な大惨事に発展するという。

このため少子化対策として、中央政府と地方政府は最近、子供をたくさん持つよう奨励している。多子家庭に補助金を出し、長らく続いた「一人っ子政策」をやめ、夫婦が2人目、3人目の子供を持つこともできるようになった。

しかしこうした対策では、これまでのところ限定的な効果しか出ていない。都市部の若年層の多くは子供を持つことに消極的で、経済の停滞や大都市での生活コストの高騰などがこうした傾向に拍車をかけている。

ニューズウィーク日本版 教養としてのミュージカル入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月17号(3月10日発売)は「教養としてのミュージカル入門」特集。社会と時代を鮮烈に描き出すポリティカルな作品の魅力[PLUS]山崎育三郎ロングインタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ米大統領、買収争奪戦中にネトフリとワーナー

ワールド

レバノン、米に和平仲介を要請 イスラエルとの戦闘終

ワールド

トランプ氏、イラン石油押収に含み 新指導者選出「大

ワールド

プーチン氏「欧州に協力の用意」、イラン情勢でエネル
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ルートとは?...スクワットの真実
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 10
    「溶けた金属のよう...」 ヨセミテ国立公園で「激レ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中