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ウクライナ

バイデン、ATACMS長距離ミサイル供与の可能性に言及

Biden Leaves Door Open for Ukraine to Receive U.S. ATACM Missile Systems 

2023年5月31日(水)17時15分
ブレンダン・コール

本誌の取材に対して、米国務省報道官は「米政府はロシアの侵略から国土を守るウクライナ軍を支援するために、利用可能な幅広い手段を引き続き使用する」という声明を出した。

それによれば、「米政府はウクライナと緊密に協議し、ウクライナの勇敢な国防軍を支援するために24時間体制で物資の提供を続けている」という。

コリン・カール国防次官(政策担当)は今年1月、ウクライナ側はATACMSがなくても「戦場での力関係を変えることができる」と発言している。しかし、長距離兵器の提供を望む声は高まっている。

5月末にウクライナを訪問したリンジー・グラハム上院議員(共和党)は、アメリカが早期にATACMSミサイルとクラスター弾をウクライナに提供すれば、ウクライナが奪還できる領土は「より多くなり」、「失われる人命はより少なくなる」と述べた。

イギリスはすでに、ウクライナに対してストームシャドウ巡航ミサイルを提供している。アメリカ欧州・アフリカ陸軍のマーク・ハートリング元司令官は、ストームシャドウの攻撃力はATACMSよりも優れていると述べている。ただし、ストームシャドウの射程は約200キロで、ATACMSより約50キロ短い。

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