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ロシア占拠のザポロジエ原発、核廃棄物保管庫に「覆い」 ドローン攻撃防御へ

2022年12月19日(月)10時18分
ザポロジエ地域で移動するウクライナ兵

ロシアが占拠したウクライナ南部のザポロジエ原発で、核廃棄物保管庫を砲撃や無人機攻撃から守るため、幕状の「覆い」が設置された。写真は16日、ザポロジエ地域で移動するウクライナ兵(2022年 ロイター)

ロシアが占拠したウクライナ南部のザポロジエ原発で、核廃棄物保管庫を砲撃や無人機攻撃から守るため、幕状の「覆い」が設置された。ロシア側幹部のウラジミール・ロゴフ氏が17日、明らかにした。

公開された動画では、高さ約5メートルのコンクリート製の円柱数十基の上に、作業員が透明な幕のような物を設置している。ロゴフ氏は「これで砲弾の破片や無人機が投下する簡易爆弾を防ぐことができる。今後、さらに頑丈なものになる」と主張した。

欧州最大規模のザポロジエ原発を巡っては、戦闘による核災害を懸念する声が強まっている。ロシア、ウクライナとも、相手側が原発に攻撃を仕掛けていると非難している。

[ロイター]


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