最新記事

ネット

【実験】シンガポールのスタバにMacBookを放置し、1時間不在にしたらどうなる?

2022年10月27日(木)18時45分
川口陽
ノートPC

(写真はイメージです) juststock-iStock

<窓際のカウンター席にパソコンを置き、ランチに出掛けてみたが──>

アメリカの映像クリエイターがシンガポールで行った「実験」が興味深いとして、ソーシャルメディア上で話題となっている。

その試みとは「スターバックスにMacBookを置いたまま1時間不在にしてみたら?」というもの。マルチメディアジャーナリストのアプティン・サイーディ(@uptin)は24日、この検証動画をTikTokに公開した。

映像の冒頭、サイーディはカバンとPCを窓際のカウンター席に残してランチに外出する。ナレーションでは実験の趣旨が述べられ、シンガポールがどれだけ安全な場所かについての説明が続く。実際、この都市国家は今年の世界平和度指数ランキングでもアジアトップの9位にランクインした。

治安が保たれている要因として、サイーディは次の3点を挙げる。


1. 実直さと公正さがシンガポールの文化の基盤となっている

2. 生活の基本的ニーズが満たされていて、人々が犯罪に手を染める必要がない

3. 監視の目が広く行き届いている (今日、設置された監視カメラの数は9万台にも上る)

ショッピングモールに出掛け、1時間後に戻ってくると、元の席には(期待した通り)MacBookが盗まれることなく残されていた。

【動画】シンガポール、ドバイのスタバで実験

@afro.rebelの「『基本的ニーズが満たされていること』、これが一番大事だと思う」というコメントには18万以上の「いいね」が集まっている。結果ではなく試み自体に驚くユーザーも見られ、@jakany030は「とても高くつく社会実験だ」と感想を述べた。

一方、「ロンドンだったら目の前に置いていても盗まれる」など自国を引き合いに出すユーザーも。

@snaptapestry123は「ここ南米ではノートパソコン、電話、カメラ、名前、妻、自信、そして家まで奪われる」と書き込み、笑いと同情を誘った。

ニューズウィーク日本版 世界が尊敬する日本のCEO
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月1日号(6月24日発売)は「世界が尊敬する日本のCEO」特集。不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者……その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル、イラン首都に大規模攻撃 政治犯収容刑務

ワールド

ゼレンスキー大統領、英国に到着 防衛など協議へ

ワールド

プーチン氏、米の攻撃「正当性なし」 イラン外相と会

ワールド

イランのフォルドゥ核施設、「非常に重大な」損害予想
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「過剰な20万トン」でコメの値段はこう変わる
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり得ない!」と投稿された写真にSNSで怒り爆発
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 6
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 7
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    EU、医療機器入札から中国企業を排除へ...「国際調達…
  • 10
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 1
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 6
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 7
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 8
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 9
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 10
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 9
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中