最新記事

動物

【映像】球場に「珍客」 素手で捕まえ、脚光浴びる男にアライグマの逆襲

2022年5月25日(水)17時45分
若道いつき
アライグマ

(写真はイメージです) Anolis01-iStock

<スタジアムの外にアライグマを逃すことには成功したが、男性の観戦続行も叶わず>

賑わう野球場のスタンド席に出没したアライグマを男性が捕まえた。素手で。このときのスタジアムの熱狂を捉えた動画が愉快だとしてネット上で話題になっている。

クリスタン・ウラン(@KhristanUran)がツイッターに投稿したこの映像は今月13日、アーカンソー大学の野球チーム「レイザーバックス」の試合中に撮影されたものだ。

動画の中で男性は右手でアライグマの首根っこを掴み、高らかに掲げ、大歓声の中を歩いていく。本人が左手のスマホで撮影していた映像は、より臨場感溢れるものとなっている。このツイッター投稿によって、男性の名がグラント・ハーモン(24)だと分かった。

当初「珍客」はじっとしているように見えたが、周囲の注目を一身に浴びて暴れ出す。それでもハーモンはがっちりと皮を掴んで離さず、スタジアムの外へ逃すことに成功する。

しかし、不運にも途中で手を噛まれてしまったため、彼は狂犬病ワクチンを数回にわたって接種しなければならなくなった。米国動物愛護協会によると、アライグマは他の野生動物とともに「狂犬病ウイルスのキャリア」とされている。

「スタジアムに戻ろうとしたけど、警官に『すぐに狂犬病ワクチンを接種した方がいい』と言われた」

サウスウエストタイムズに対し、ハーモンはそう語っている。彼は近くにあった救急病院へと車を走らせ、一度目のワクチン接種を済ませた。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ソロモン諸島の地方選、中国批判の前州首相が再選

ワールド

韓国首相、医学部定員増計画の調整表明 混乱収拾目指

ワールド

イスラエルがイラン攻撃と関係筋、イスファハン上空に

ワールド

ガザで子どもの遺体抱く女性、世界報道写真大賞 ロイ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 3

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 4

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 5

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 6

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 10

    日本の護衛艦「かが」空母化は「本来の役割を変える…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中