最新記事

ペット

燃え上がるSUVからイヌを救出する「ヒーロー」が話題に

2022年2月10日(木)12時00分
若道いつき
愛犬ハンクを救出しようとする飼い主

愛犬ハンクを救出しようと飼い主も必死だった(動画は本文中にあります)  FOX 10 Phoenix-YouTube

<救助した保安官代理も一人の愛犬家だった>

黒煙の上がるクルマから1匹のイヌを救出する動画が拡散され、ネット上では米コロラド州の保安官代理が「英雄」として称えられている。

事件は先月22日に発生した。ダグラス郡保安官事務所がフェイスブックに投稿したこの動画は、同事務所の保安官代理マイケル・グレゴレックのボディーカメラが記録したものだ。

映像の冒頭、車両火災の通報を受けて現場に到着したグレゴレックは警棒で車の窓をたたき割る。懐中電灯を車内に向けるも、充満する煙のせいで様子を確かめることができない。

後ろ側に回ってガラスを割ると、閉じ込められていたイヌのハンクが顔を出した。よだれを垂らし、弱った愛犬を飼い主は必死に引っ張り出そうとするが、その過程で煙を吸い込んでしまう。グレゴレックが代わって手を伸ばし、なんとかハンクを抱き上げて救出に成功。すぐさまクルマから離れたところへと避難させた。雪の上に運ばれたイヌはすぐに自力で歩き出した。

現場を目撃した近所の住民がイヌの容態を確認するべく、獣医師の妻を呼び出した。しかし、彼女が到着する頃、ハンクはすでに走り回り、遊びたがっている様子でケアの必要はほとんどなかったという。

この映像はフェイスブック上で48万回以上再生され、1000件以上のコメントが寄せられている。(10日時点)

自身もイヌを飼うグレゴレックはニューヨーク・ポスト紙に対し、「あの時考えていたのは『何が起ころうと彼は私と一緒に出てくる』ということだった」と語っている。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

鉄鋼関税、2倍の50%に引き上げへ トランプ米大統

ビジネス

アングル:トランプ関税、世界主要企業の負担総額34

ワールド

トランプ米大統領、日鉄とUSスチールの「パートナー

ワールド

マスク氏、政府職を離れても「トランプ氏の側近」 退
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岐路に立つアメリカ経済
特集:岐路に立つアメリカ経済
2025年6月 3日号(5/27発売)

関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プーチンに、米共和党幹部やMAGA派にも対ロ強硬論が台頭
  • 3
    イーロン・マスクがトランプ政権を離脱...「正直に言ってがっかりした」
  • 4
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 5
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 6
    【クイズ】生活に欠かせない「アルミニウム」...世界…
  • 7
    「これは拷問」「クマ用の回転寿司」...ローラーコー…
  • 8
    ワニにかまれた直後、警官に射殺された男性...現場と…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多…
  • 10
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」時代の厳しすぎる現実
  • 3
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多い国はどこ?
  • 4
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 5
    アメリカよりもヨーロッパ...「氷の島」グリーンラン…
  • 6
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 7
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 8
    友達と疎遠になったあなたへ...見直したい「大人の友…
  • 9
    ヘビがネコに襲い掛かり「嚙みついた瞬間」を撮影...…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 5
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 6
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 10
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中