最新記事

ウクライナ情勢

ロシアのウクライナ侵攻は16日? 米政府高官、報道内容を確認せず

2022年2月14日(月)10時12分
米軍が提供した武器で演習するウクライナ兵

米政府高官らはロシアが16日にウクライナへの侵攻を計画していることを米情報機関が示唆しているという報道を確認できないとした上で、ロシアの計画について得ている情報を共有し、いかなる「奇襲攻撃」も防ぐ意向を表明した。写真は4日、ウクライナ・ヤーヴォリウ近郊で米軍が提供した武器で演習するウクライナ兵(2022年 ロイター/Roman Baluk)

米政府高官らは13日、ロシアが16日にウクライナへの侵攻を計画していることを米情報機関が示唆しているという報道を確認できないとした上で、ロシアの計画について得ている情報を共有し、いかなる「奇襲攻撃」も防ぐ意向を表明した。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、16日の侵攻の可能性について聞かれ「具体的な日を完璧に予測することはできないが、ロシアによるウクライナ侵攻は、今すぐにでも始まる可能性がある。これには五輪閉幕前の週も含まれる」と述べた。

サリバン氏はCBSの番組「フェイス・ザ・ネーション」のインタビューでは、集団防衛に関する北大西洋条約第5条に触れて「北大西洋条約機構(NATO)の領土、第5条の領土を守る。ロシアはこのメッセージを完全に理解していると思う」と述べた。

米国防総省のカービー報道官も、16日の侵攻の可能性について確認しなかった。「FOXニュース・サンデー」のインタビューで「これらの報道を確認する立場にない」と述べた。

その上で、ロシアの軍事行動はいつでも起こり得るとした。

「これらの評価は、あらゆる情報源に基づいている。内部情報だけでなく、われわれが目にしている状況も含まれる。(ロシアは)10万人以上の部隊をウクライナとの国境に配備している」と語った。

サリバン、カービ両氏は、米国民にウクライナから退避するよう改めて呼び掛けた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・ウクライナ危機で分断される欧州 米と連携強める英 宥和政策の独 独自外交唱える仏
・【ウクライナ侵攻軍事シナリオ】ロシア軍の破壊的ミサイルがキエフ上空も圧倒し、西側は手も足も出ない
・バイデン政権、ロシアのウクライナ侵攻準備を懸念「偽旗作戦の工作員が配置された」


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

フィッチ、インドネシア見通し「ネガティブ」に下げ 

ワールド

イラン軍艦がスリランカ沖で沈没、32人救助 遺体を

ワールド

中国政協開幕、軍トップ張氏ら政治局員2人が姿見せず

ビジネス

スイス中銀、為替介入意欲が高まる=副総裁
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 10
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中