最新記事

副反応

アストラゼネカのコロナワクチンによる血栓症、女性に多い=英当局

2021年5月7日(金)09時15分
アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン

英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は5月6日、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの接種に関連するとみられる血栓症が、男性より女性に多いと発表した。ただ、その発症率の違いはごくわずかだとした(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は6日、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの接種に関連するとみられる血栓症が、男性より女性に多いと発表した。ただ、その発症率の違いはごくわずかだとした。

これまでは、血栓の発生率は年齢に関連しており、性別との関連性は確立されていないと述べていた。また、男性よりも女性の方が多くワクチンを接種していることを指摘していた。

MHRAは血栓に関する週ごとの報告で「現在、発生率は男性よりも女性の方が高いという複数の証拠がある。ただ、この傾向は全ての年齢層で見られるわけではなく、その差は小さい」と指摘した。

アストラゼネカのワクチンを巡っては、極めてまれに血栓が発生し、特に若年層での発症が多いと指摘されている。このため英国を含むいくつかの国では、一定の年齢以上の人への接種を推奨している。

MHRAの今週の発表によると、血栓症と血小板減少症の発生率は100万回の投与につき10.5件。先週は9.3件だった。

血栓の発症例は242件で、うち6件は2回目の投与後に発症した。4月28日までに英国で行われたアストラゼネカ社のワクチンの初回接種は2260万回、2回目の接種は590万回だった。

MHRAは「多くの人にとって、ワクチン接種の利点がリスクを上回るという認識に変わりはない」としている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

国連総会、ウクライナ支持決議を採択 米は「交渉の妨

ビジネス

NY外為市場=円下落、日銀政策巡る摩擦を懸念

ビジネス

再送-〔アングル〕日鉄の巨額CBが示す潮流、金利上

ビジネス

米国株式市場=反発、AI巡る懸念後退 ハイテク株が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 5
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    「極めて危険」──ゼレンスキー、ロシアにおける北朝…
  • 8
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 9
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 10
    武士はロマンで戦ったわけではない...命を懸けた「損…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中