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インド太平洋が「米外交政策の焦点」、ASEAN会議でルビオ氏

2025年07月10日(木)19時33分

ルビオ米国務長官は10日、クアラルンプールで東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相らに対し、インド太平洋が「米外交政策の焦点」だと強調した。ASEAN外相会合に出席したルビオ長官、代表撮影(2025年 ロイター)

Daphne Psaledakis David Brunnstrom

[クアラルンプール 10日 ロイター] - ルビオ米国務長官は10日、クアラルンプールで東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相らに対し、インド太平洋が「米外交政策の焦点」だと強調した。

就任以来初のアジア訪問となるルビオ氏は、オーストラリア、中国、欧州連合(EU)、日本、ロシア、韓国なども参加するASEAN外相会議に出席した。

「今世紀と次の世紀、次の50年の物語の大部分は、この地域、世界のこの部分で書かれるというのがわれわれの見解であり、強固な見方であり、現実だ」と語った。

「米国や世界は他の地域の出来事に気を取られているのではないかと耳にすると、そんなことは不可能だと言いたくなる」と付け加えた。

米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ氏は、トランプ米政権発足から時間が経つ中での今回のアジア訪問は遅きに失した感があるものの、「中国の外交的・経済的攻勢に対抗しようとする取り組みだ」と語った。

中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相も今回のイベントに参加している。

ロイター
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