東京都30日のコロナ新規感染698人、前週比110.9% 重症者65人
東京都は30日、都内で新たに698人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。グラフは今年1月からの新規陽性者数の推移。
東京都は30日、都内で新たに698人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
昨日の1027人から329人の減少。また先週金曜23日の759人から61人の減少となっている。しかし、7日間移動平均の新規陽性者数では773.4人で前週比110.9%に増加しており、3度目の緊急事態宣言の効果が出る5月2週目までは、感染拡大が続くものとみられる。
この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:26人(約4%)
10代:60人(約9%)
20代:218人(約31%)
30代:110人(約16%)
40代:130人(約19%)
50代:83人(約12%)
60代:33人(約5%)
70代:22人(約3%)
80代:11人(約2%)
90代:5人(約1%)
となっている。また65歳以上の高齢者は52人となっており、全体の7%を占めている。
一方、重症者は前日と同じく65人で高止まりが続いている。
これで東京都内で確認された陽性者の累計は139,076人となった。
小池知事「ゴールデンウイークをどう過ごすかによって悪夢のシナリオも」
こうしたなか、東京都の小池知事は28日午後の定例会見で、緊急事態宣言による休業要請などについて都民、事業者の協力に感謝をしながら、「私自身が見ていても繁華街をはじめとする都内の人流が十分に抑えられているとは言えない。そして夜間の人口についても依然として高い水準で推移している。この状況がずっと続くとゴールデンウィーク期間を過ぎてもなお感染者数の増加が続き、感染爆発を迎えるかもしれない」と高い緊張感を示した。
そのうえで「そうならないためにこのゴールデンウィークを締めていかないといけない。今日また明日からのゴールデンウィークをどう過ごすかによっては悪夢のシナリオになっていく」と警戒を高めている。