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感染症対策

中国、7月末までに全人口の40%へのワクチン投与目指す

2021年3月3日(水)10時46分

中国の新型コロナウイルス対策の立案で上級顧問を務める鐘南山氏はロイターに対し、7月末までに国内人口の40%にワクチンを投与することを目指していると述べた。写真は接種を受けた人たち。1月19日、上海で撮影(2021年 ロイター/Aly Song)

中国の新型コロナウイルス対策の立案で上級顧問を務める鐘南山氏は2日、ロイターに対し、7月末までに国内人口の40%にワクチンを投与することを目指していると述べた。

中国はワクチン輸出を拡大しているが、目標達成には接種回数を大幅に増やす必要がある。

同氏は、前日開催されたオンラインフォーラムで、中国の人口100人当たりの接種率が現在3.56と、イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、米国を大幅に下回っていることを明らかにした上で、中国疾病対策予防センターの関係者の話として、6月末までに人口の40%にワクチンを投与することが目標だと述べていた。

ただ同氏は、2日のロイターとの電話インタビューで、ワクチン接種を希望しない人の比率を踏まえると、40%の目標達成は7月になると説明。1回接種した人と2回接種した人を合わせて7月末までに人口の40%への投与を目指していくと述べた。

中国製ワクチンのうち、3種類は2回の接種が必要。1種類は1回の接種で済む。

同氏によると、国内では2月28日時点で5252万回分のワクチンが投与された。

環球時報が1月に報じたところによると、政府は2月の春節前に5000万人にワクチンを投与することを目指していた。

[ロイター]


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