米国で新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、高齢者など一部の市民はアポ取りの煩雑さやワクチン提供施設が近くにないなどの理由で、2回目の接種が受けられない状況に陥っている。

現在入手可能なワクチンは1回目の接種から数週間後に2回目を受ける必要がある。これが混乱の原因となり、医療体制にさらなる負荷をかけている。

テキサス州ヒューストンの保健当局は先週末、コールセンターへの問い合わせが多いため待ち時間が長くなっているとし、2回目の接種申請者に対し、辛抱強く待つよう呼び掛けた。

米疾病対策センター(CDC)によると、1日時点で国内の2600万人が1回目の接種を受け、600万人近くが2回目も接種した。

ジョンズ・ホプキンス大学でワクチンデータの追跡を行っているベス・ブラウアー氏は「2回目の接種に多少の遅れがでるだろう」と予想。

同氏は従来、優先接種の対象者が2回目の接種を開始することで1回目の接種件数が頭打ちになると予想していたが、そのタイミングが予想より後ずれしているという。

全米各地で対応も異なる。フロリダ州セミノール郡は、1回目の接種後の15分間の経過観察時間中に2回目の日時を確定させているが、ニューヨーク州オノンダガ郡では2回目の接種のアポ取りは実施日の数日前に行うのが慣例となっている。

カリフォルニア州ロサンゼルスの公立医療センターのネットワーク「セント・ジョンズ・ウェル・チャイルド・アンド・ファミリーセンター」は2回目の接種の通知を電子メールや電話で行った上で、1月25日に2回目のワクチン投与を開始した。幹部は、1回目の申し込みに対応しつつ2回目の通知を確実に行うのに、現場では「叫び声」が上がっていたと語った。

ガイドラインによると、米モデルナの新型コロナワクチンは1回目と2回目の間隔が4週間で、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンは3週間となっている。CDCはどちらも、間隔は最長で6週間まで延びても許容範囲だとしている。

[ロイター]
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