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米医薬品大手ファイザーとモデルナ、ホワイトハウスのワクチンサミット参加辞退

2020年12月8日(火)10時55分

米医薬品大手ファイザーとモデルナは、米トランプ大統領がホワイトハウスで8日に開催する「ワクチンサミット」への招待を辞退した。写真はファイザーのロゴ。ベルギーのプールスで3日撮影(2020年 ロイター/Yves Herman)

米医薬品大手ファイザーとモデルナは7日、米トランプ大統領がホワイトハウスで8日に開催する「ワクチンサミット」への招待を辞退した。

ワクチンサミットには、薬品卸業者や薬局、輸送関連会社などが招待されており、トランプ大統領とペンス副大統領が出席する。

米食品医薬品局(FDA)はモデルナとファイザー・ビオンテックの新型コロナウイルスワクチン候補の審査を進めている。

業界関係者は、このサミットは両ワクチン候補の緊急使用承認を急ぐようホワイトハウスがFDAに圧力をかける機会になると受け止めている。医学・健康関係ニュースサイト、スタット・ニュースが先週報じた。

スタット・ニュースはこの日、関係筋の話として、モデルナとファイザーがワクチンサミットに参加しない意向だと報じていた。

[ロイター]


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