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トランプ「土壇場の大逆転」2度目は空振り? 前回と異なる要因

2020年10月17日(土)12時49分

ところが、今年の選挙でこの再現が起こりそうにないことが、最新の調査からうかがえる。なぜなら、どちらかの候補を選ばざるを得ない場合という前提で、トランプ氏とバイデン氏に投票すると回答した態度未定者は、ともに4%と差がなかったのだ。また、バイデン氏支持者とトランプ氏支持者のそれぞれ9割は、もう投票先を絶対変えないと答えた。

それでもトランプ陣営は、態度未定者が事態を打開してくれるとの信念を持ち続けている。広報担当者は「わが陣営は過去6年かけて、包括的で多様な支持層を築き上げたと確信している」と述べた。

不人気に困惑

トランプ氏に必要なのは、態度未定者をより多く獲得するだけでなく、バイデン氏支持者の一部も奪い取ることだ。

しかし、陣営の集会日程やメッセージを見ると、トランプ氏は選挙戦の最後に態度未定者に働き掛けようとせず、むしろ保守層の徹底的な掘り起こしに関心を向けている。

例えば今週、トランプ氏が訪れたのは最も強い支持が期待できるジョージア、ノースカロライナ、ミシガン、ペンシルベニアの農村部と準農村部で、無党派層が多く住んでいる可能性のある都市近郊は避けた。このため共和党員からさえ「トランプ氏は自分の支持者以外への対話の仕方を全く学んでいない」との声が聞かれる。

とりわけトランプ氏が苦戦しているのが、無党派層に属する都市近郊在住の女性だ。16年の選挙でこうした女性の多くはトランプ氏に投票したが、今では同氏の新型コロナ対応や、辛らつで米国を分断するような言動に眉をひそめている。

13日にペンシルベニア州ジョンズタウンで開かれた集会では、トランプ氏が「近郊の女性方、どうかお願いです。私を好きになってくれませんか」と訴え、これら女性層からのあまりの不人気ぶりに困惑している様子が見て取れた。

(Chris Kahn記者 James Oliphant記者記者)

[ロイター]


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