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感染症対策WHO、低・中所得国向けに安価なコロナ検査を1.2億回分用意へ
世界保健機構(WHO)は低・中所得国で新型コロナウイルスの診断検査を1億2000万回できるようにする計画を明らかにした。写真はWHOのテドロス事務局長。7月3日、スイスのジュネーブで撮影(2020年 ロイター/代表撮影)
世界保健機構(WHO)は28日、低・中所得国で新型コロナウイルスの診断検査を1億2000万回できるようにする計画を明らかにした。短時間で結果が判明する検査が1回最大5ドルで受けられる。
WHOのテドロス事務局長は、アボット・ラボラトリーズなど2社がビル・メリンダ・ゲイツ財団と、携帯性に優れ使いやすい検査1億2000万回分を、半年間にわたり製造することで合意したと説明した。
1回分の価格は現在最大5ドルだが、今後価格が下がる可能性があるという。
テドロス氏は「検査を実施する施設や、検査を行う訓練を受けた医療従事者が不足している地域を中心に検査を拡大することができる」と述べ、この取り組みは検査能力を上げるに当たり不可欠であり、感染が拡大している地域では特に重要になると説明した。
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